シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年11月19日

再 普通がちょうどいい

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私が住宅をつくり続けながら、ずっと心の奥で目指していたのは・・・。

人々が目をみはり、誰もが話題にせずにはいられない「特別なもの」

ではなく、気張りもしないし、委縮もしない。

無理もしないし、無駄もしない。

それでいてまっすぐに背筋の通った「普通のもの」。

そして、用を満たすという観点や、美しさという視点からも、

過不足なくほどよくバランスの取れた「ちょうどいいもの」。  

                         建築家 中村好文


僕は住宅造りは、設計者と建築主の共同作業だと思っています。

設計者のコンセプトや自己主張によって作り上げられた「作品」では

なく、設計者と建築主の共同作業によって、自然発生的に形作られた

ものが理想だと思います。

理路整然としすぎた住宅は時に「冷たさ」を感じます。

斬新さや独創的な発想も時には必要ですが、

気張りのない自然体で暮らせる、少し上質な「普通の家」が

「ちょうどいい」と思います。


posted by アース・アーキテクツ at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年11月16日

1500万円の家+α ♯パテ処理

パテ.JPG

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ビニールクロスの下地の「パテ処理」が完了しました。

「パテ処理」を行って、ボードのジョイント部分や「ビ

スの頭部分」の凹凸を平らにしていきます。

「パテ処理」を丁寧にに行わないと、ビニールクロスを

張り終わった後で光が斜めからあたると、ビニールクロ

スの下地の凹凸が影となって表れてしまいます。


この家ではすべての部屋で、壁・天井共に同じ型番のビニ

ールクロスを使用します。

ビニールクロスの色は開口枠の白い塗装色に同じです。

白い壁の中に、床と天井の無垢板が強調されるように「空

間を構成」してみました。
 
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2017年11月10日

1500万円の家+α ♯内部塗装

塗装.JPG

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内部の塗装工事中です。

この家では造作材(サッシ枠、開口枠、幅木、笠木等)

は既製品を使用していません。

造作材は大工さんが「自身の加工場」で加工して取付

てあります。


最近は既製品が大半を占めますが、既製品は細かな寸法

のスリ合わせや、造作材同士の「取り合い」の綺麗な納

まりが出来ません。また色や柄もパターンが決まってい

て、好きな質感で仕上げられません。

材質が安定しているという良い点もあるのですが。


この家では「造作材」は価格の安い集成材で作りました。

集成材ですので材質は安定しています。しかし集成材で

あるが故の「木材の接着部分」が表れてしまいます。

そこで塗装は「壁と同化」させる為に、ビニールクロス

と同じ色で塗りつぶしました。

来週からはビニールクロス工事に入っていきます。
 
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2017年11月09日

1500万円の家+α ♯パイプシャフト

66.PS.JPG

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パイプシャフトとは配管又は配線の為の専用のスペースです。

この住宅では、将来に2階のトイレがほしくなった時の為に、

1階のトイレの横にパイプシャフトを設けて配管を2階床下ま

で立ち上げてあります。


耐震強度の為に2階の床のつくりは、「剛床」といって梁に直

接に合板を打ちつけてあります。この方が2階の床が強くなっ

て耐震性能が上がります。

しかし剛床にすると、配線や配管を通す専用のスペースが必要

になります。


上の写真は2階の電気の配線とエアコンの配管の為のスペース

です。1階の分電盤から2階への配線はこのスペースを通って、

2階の各部屋の電気設備と繋がっています。

エアコンの配管もこのスペースを通って、屋内機と屋外機が繋

がっています。2階は現在使用中の既存エアコンを使います。

このエアコンは建物が完成した後に取り付ける為、配管を外部

に極力見せたくないので専用のスペースを設けました。

そしてパイプシャフトは取り外し可能のパネルで塞ぎます。
 


 
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2017年11月07日

再 溜りをつくる

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最近の傾向として

居間に玄関が取りつくプランが多いと感じます。

これにはとても共感します。


このプランの特徴は

帰宅して、一度居間を通ってから各個室などにアクセスするので

家族が顔を合わせる機会が多くなり、

また廊下という移動空間を抑える事で、

抑えたスペースを他に割り振る事が出来ます。


ただ上手にプランを組み立てないと、

居間に何本もの動線が走って、居間が移動する為の空間になっ

てしまう恐れがあります。


居間の本来の目的である「くつろぎ」「落ち着き」を確保する為

には、動線から離れたところに「溜り」をつくる事がとても重要

だと思います。
 
tamari.JPG


posted by アース・アーキテクツ at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2017年11月02日

1500万円の家+α ♯階段

64.階段巾木.JPG

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階段が出来上がりました。

普通の既製品の階段ではない為に1段ごとに「大工さんの手作り」

です。

1段ごとの幅木も稲妻型にきれいに取りつけて貰いました。

この幅木は白い塗装を施して、壁の白い色に同化させる予定です。


段板は「杉の厚30mmのJパネル」を使用しました。

Jパネルとは無垢板を3層に重ねたもので、積層材とは少し違い

ます。見た目は無垢板と変わりません、ただ縦方向に積層して

いる為に小口(切り口)には積層部分が表れてしまいます。


この家の階段は小口(切り口)の処理は施してありません。

気になる方はいると思いますが、最近の建築の傾向として意図

して「荒く見せる」手法が多く使われるようになりました。

これは建築家にとっては、自由度が広がるという観点からは

非常に助かります。

 
大工さんの仕事もあと数日で終わりです。

来週からは仕上げ工事に入っていきます。
 



posted by アース・アーキテクツ at 12:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月29日

再 空気を流す

Atei.jpg

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空気を流す、

風通しを良くする事とは少しニュアンスが違います。

「空気が淀む場所を作らない」と言った方がいいかもしれません。


空気は窓を開けて、風を入れる事によっても入れ替わりますし、

人が移動することによっても入れ替わります。

また、窓を開けても風が入らない場所では

温度差を利用して、空気を入れ替える事も出来ます。


写真の住宅では、ロフトに付けた小さな高窓から、

温度差による空気の動きを利用して換気をしています。


空気が入れ替わらない住宅は、少し衛生面で劣ります。

エアコンだけに頼っていると・・、空気の動く部分が限られて

きます。

窓を開け放って、人が活動的に家の中を動くことによって

家の中の空気が入れ替わり、健康的な住宅になります。
 



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2017年10月28日

1500万円の家+α ♯キッチン

63.キッチン廻りパネル.JPG

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最近はキッチンの取り付ける場所、向き、機能等も多彩に

なってきて様々な選択肢が存在します。

このところの主流はアイランドキッチンが主になってきて

、キッチンというよりは「家具」という感じです。


キッチンは「料理を作る方」にとっては、最も重要な存在

です。

料理を作る時には、「汚れているように見えるけど使い慣

れた鍋・包丁・まな板」や調味料、食材等がキッチンの上に

所狭しと並びます。

そのような一般的な「料理を作る風景」には、対面キッチン

であれば「手元を少し隠したい」というのがが本音だと思い

ます。

手元を隠す一般的な方法は、キッチン前に壁を立ち上げて

キッチンを見えにくくする方法です。またキッチン前に食器

収納等を置く方法もあります。

前者はキッチン前の壁にビニールクロスを貼ってある場合、

ダイニングテーブルを押し当てて生活していると、ビニール

クロスが汚れたり破損してしまいます。

後者の場合は食器を取り出すために、ダイニングセットを離

して使用しなければなりません。

 
この家ではキッチン前に無垢板に近い「杉のJパネル」を立ち

上げました。床の桧のフローリングとは、また違った質感で

す。

木のパネルですのでキズが着いたり、汚れてもペーパーで削れ

ば復活します。

仕上げはオイルの拭きとり仕上げとしました。

このパネルの裏側には大衆的な「ステンレストップのL型キッ

チン」が納まっています。
 

 
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2017年10月24日

1500万円の家+α ♯床板

60.玄関框.JPG

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桧の床板が張れました。

「1500万円の家」では床板はパインの無垢板ですが、

この家は「桧」としました。

桧は色が白っぽいので、少し和風の感じです。

これをオイルの拭き取り仕上げにすれば多少は飴色に

かわりますので、全体のモダンな質感にはあってくる

はずです。

パイン板もいいのですが、少し柔らかいので傷がつき

やすいのが難点です。

桧も決して堅木ではありませんが、パインや杉に比べ

ると硬いです。かつ木に独特の香りと油を含んでいる

ので腐りにくく汚れにくい材種です。

桧・杉・パインは堅木(ナラ・タモ・クリ・サクラ)などに比べ

て柔らかいので足の汗を吸い取ってくれて、夏の素足の

感触がとてもいいのが気に入っています。


フローリングに合わせて玄関框も桧にしました。

この框は厚みが6pありますが、先端の上側の1.5pを斜

めにカットして「先端の見付部分」を薄く見せています。

その結果として、フローリングと玄関框が同化するように

意図してあります。

玄関の立ち上がり部分は10p程、框の先端より奥に引っ込

むので、玄関の土間からは玄関框が浮いて見えるようにして

みました。
 

posted by アース・アーキテクツ at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月21日

1500万円の家+α ♯天井板

58.天井板張り.JPG

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リビングの天井板が張れました。

当初は「松の合板(柾目)」を張る予定でしたが、松の合板

の金額が思った以上に高かった為、大工さんの提案でパイン

板を張ることにしました。

当然に「松の合板」を張るよりはパイン板を張る方が金額は

アップします(ほとんどが手間代)。

建築主はパイン板の方が気に入ったようで、多少の金額のア

ップは快く了承して頂きました。


パイン板の下地として、プラスターボードも貼ってあります。

これは「遮音」と「少しでも気密性を高めたい」との理由から

です。

プラスターボードの上にはグラスウールが載っていて、金属

屋根の雨音を吸音してくれます。

グラスウールは「断熱」以外にも「吸音」という効果も発揮

してくれます。


パイン板は松系の材種ですが、色が少し白いのが気になります。

日に焼けてくれば多少は「飴色」になりますが、もっと梁の赤味

に近づけたいのが設計者の本音です。

「オイルの拭きとり仕上げ+α」でどこまで「設計者の望む質感」

に近づけられるか、これから試行錯誤をしてみようと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月19日

再 住宅に求められるもの

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住宅設計において

一般庶民的には「難解な理論」や「アクロバチックな構造

形式」で組み立てられた住宅が多々あります。


一般の方が住宅に求めているものとは少し違う気がしま

す。

「コンセプト」というものはとても重要だと思います。

ただコンセプトにとらわれ過ぎて、住宅がクライアントが

望まない工芸品になったり、奇抜なデザインやアクロバチ

ックな構造形式を採用することには疑問を感じます。


「何もしない事」も一つのコンセプトだと感じるのですが。

それと、クライアントの財産を「建築家の自己主張」で侵害

するような事も避けなければなりません。


世間から認知を受ける為には、一種の「何か新しいものを

提案しなくては」という切羽詰まった意識が働くことも事実

です。

その意識が「難解な理論」や「アクロバチックな構造」とい

う結果に繋がっていると思います。

もう少し「一般ニーズに見合った理論と金額」を提供出来れ

ば建築家への認知も違ってくると思います。


ハウスメーカーやビルダーにはできない

もっとここに居たいと思わせる「気持ちのいい空間」を

「一般的な家計の範囲内で提供していければと」常々考

えています。

私のこのBLOGで、その辺りの事を明快に表現した住宅の

プロトタイプ「1500万円の家」を、これから時間のある

時に順次提案して行きたいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年10月17日

1500万円の家+α ♯カーテンレール

カーテンレール枠.JPG

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建物が完成した後に、カーテンレールを取り付けるの

に悩まされませんか?

輸入住宅風の建物であれば、アイアンのカーテンレール

などが出ていますが、シンプルモダンな住宅に見合う

お手頃価格のカーテンレールがありません。


この住宅のLDKは梁の上下で窓が2段になっています。

上の段はカーテンボックスを天井に埋め込んで、そこに

カーテンレールを付けます。


下の段はステンレスのカーテンレールを直に壁に取付け

る方法が嫌でしたので、サッシ枠の上に厚さ30mmのカー

テンレールを直付するための枠を取り付けました。

これをサッシ枠と兼用にしてカーテンレールを埋め込み

にすればなおいいのですが、納まりの関係でこのような

形となりました。


この枠の材種は梁と同じ「松」です。

サッシ枠は白いペンキを塗って壁の白い色と同化させる

予定です。

カーテレールを取り付ける枠は、オイルの拭き取り仕上

げで木目を生かします。

「松」は時間が経つと赤味が強く出てくる材種ですので

、完成時にはサッシ上に、白い壁に囲まれて一本の赤味

かかった木目の枠が強調されて出てくるように意図して

あります。

この枠の下に直付用の黒のカーテンレールを付ける予定

です。



posted by アース・アーキテクツ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月12日

1500万円の家+α ♯下地2

55.2階ボド.JPG

51.天井下地@.JPG

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2階の壁のボードと床が張れました。

ボード張りは上の写真のように構造体が表しになっている

部分では、大工さんも多少仕事がしづらく、ボードが構造

体との取り合い部分で「細切れ」になることが多々あります。

「細切れ」になっても問題はありませんが、次にボードに

パテをかけるクロス屋さんの仕事に影響がある場合があり

ますので、「細切れ」は細かく言うと芳しくありません。


下の写真は少し見にくいのですが、2階の床の「遮音対策」

の為の各層の重ね具合です。

下から「床剛性=床の強さ」を確保するための合板12mm+

遮音効果のあるプラスターボード9.5mm+衝撃音対策の遮

音マット6mm(追加工事)+仕上げのラワン合板12mmです。

遮音マットが追加工事になった為に、仕上げの合板に接着

剤が効きません、よって「仕上げのラワン合板」は上から

平頭の釘打ちとしました。

店舗などでは「このような荒い仕上げ」を意図的に行う事

もありますが、住宅で行ったのは初めてでした。

でもいい意味での「期待外れ」で、いい感じの仕上がりで

す。

追加の遮音マットの効果はとても大きく、下の階でも歩く

音が気になりません。

ただ「金額が高いのがネック」ですね。

 






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2017年10月08日

1500万円の家+α ♯外壁1

12.ガルバ外壁.JPG

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東・西・北面の外壁(ガルバリウム鋼板)張りが完了しました。

ガルバリウム鋼板の下にはプラスターボードの厚さ12.5mmが

張ってあり、屋内側壁のプラスターボードの厚さ9.5mmと合わせ

て「防火構造の一般認定」となっています。

念のため隣地境界に近い北側は換気扇のベンドキャップ(カバー)

も温度ヒューズ付として延焼に備えています。

北側のガラスも隣地の家の建つ位置によっては、後で網入りガラ

スに交換する予想です。


この外壁は「一般的に言われるトタン」ですが、デザインがとても

気に入っていて、個人的には「デザイン上のコストパフォーマンス」

に優れていると思います。

 
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2017年10月05日

耐震に係る『床の重要性』

構造設計指針.jpg

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耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

特に木造2階建て以下の建築物の「吹き抜け」に関しては、

法の規制がないこともあってデザイン優先で建てられてい

る建物が多くあるように思います。

建築基準法の木造の「壁量計算」は、あくまでも水平構面

(床)があることが大前提で成り立っています。


上に「静岡県構造設計指針」の「木造の壁量計算」の部分を

抜粋して載せてあります。

その中で「水平構面=床」についても下記のように書かれて

います。

<壁量計算が前提としている建物>
3 、屋根や床に設ける水平構面は建物全体を一体と見なせる
  よう剛性と耐力を有するもの。
12、床面積に算入されない大きい庇や大きい吹き抜け空間は
  存在しない。
分かりやすく説明すると、「建物が一体となるように水平構
面(=床)を強くしなさい。また大きな吹き抜けは「壁量計
算においてはあってはなりません。」となります。


吹き抜けがあっても「法律違反」ではありません。

しかし、罪にはならないからといって、「クライアントの財産を

侵害するようなことは避けなければならないと思っています。

個人的には、床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及

び構造計算を勧めします。
 
posted by アース・アーキテクツ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年09月29日

1500万円の家+α ♯下地

36 壁下地・天井下地.JPG

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天井と壁の下地です。

サッシ周りはサッシ枠とサッシの下地の間の10mm位の隙間か

ら冷気が屋内に侵入しないように下地で囲ってあります(隙

間には断熱材も詰めてあります)。


壁の「吹付断熱」と屋根のボード系の断熱材(ブルーの色)の

納まりもよく分かると思います。

天井下地の上にはグラスウールを敷いて、小屋裏は2重断熱とし

ます。グラスウールと屋根の断熱材の間は「通気層」となってい

て冬の天井裏の湿気を排出します。

静岡は「省エネ計算」においては6地域で温暖な地域になっていま

す。その理由で、この住宅の2重断熱は「夏を主として」考えてあり

ます。北国では、これとは違う断熱の考え方と断熱性能を追求しなけ

ればなりません。


壁の吹付断熱は外壁側に吹いていますので、天井のグラスウールとの

間に数pの隙間が出来てしまいます。大工さんにお願いして、「通気

止」としてグラスウールを折り曲げた物をこの隙間に差し込んでもら

います。10年ほど前までは、このようなことを大工さんにお願いすると

嫌な顔をされましたが、最近は断熱に対する姿勢が変わってきて「当た

り前」のように行って頂けるようになりました。
 

posted by アース・アーキテクツ at 13:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年09月23日

1500万円の家+α ♯間仕切

28 PS1.JPG

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1階の洗面所とトイレの間仕切り壁の下地(厚4.5p)です。

一般的には木造の間仕切り壁の下地は、厚さ10.5p又は12p

で作ります。下に土台があって、上に間仕切り壁の下地を絡め

る梁があって、それを基準に間仕切り壁を作っていきます。

構造壁の場合は、上記の間仕切り壁の作り方でいいと思いますが、

構造壁でない部分は「薄い壁」にした方が有効にスペースを使え

ます。

工務店(大工さん)によっては手間がかかる為に、薄い壁を嫌が

る場合もあります。上下に土台と梁があった方が、間仕切り壁

の位置出しを行わずに済むからです。

しかし設計者としては、廊下・階段・トイレなどの狭いスペース

はわずかでも広くしたいと思い、構造壁以外は薄い壁を多用して

しまいます。


現場の仕事のしやすさと設計は「こんなわずかな所」でも食い違

いが生まれることが多々あります。

いま付き合っている職人さん達は「この程度の手間」を面倒とは

思わずに仕事をしてくれるので、非常に助かっています。
 

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2017年09月08日

再・天井高さ

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某ハウスメーカーのCMで・・

天井が高い事がもてはやされています。

果たしてそうなのだろうか?

いい空間を見ていると・・

高い天井ばかりではありません。


天井が低いと閉鎖感があると言われますが、

落ち着いたホテルの部屋とかバーなどでは、天井を低く押えて

落ち着きを強調している所もあります。

僕個人としては中途半端な高さの、変化のない天井が一番つま

らなく感じます。

2m40cmという天井高さをよく使いますが、その高さを

トイレの巾90cmに使うと、とても間が抜けたように思います。


低い天井のスペースから高い天井のスペースに移動すると、

より開放感を感じられます。

要はメリハリだと思うのですが・・。

もちろん、部屋の広さ、部屋の水平方向の変化、天井仕上げ材、

開口部などとの兼ね合いも重要だと思います。


ちなみに建築基準法では、居室の平均天井高さは2m10cm

以上としなければなりません。

下の写真の構造体の表しの部分の天井高さは2.55mで奥の低い

天井部分は2.1mです。


LDK1.jpg



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2017年09月04日

1500万円の家+α ♯浴室

103 UB3.JPG

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ユニットバスが設置されました。

お風呂にこだわりがなければ、在来の浴室に比べてユニットバスの方

が、保温性もよく手入も楽で工期も早くて金額も安い、・・といい事

づくめです。ただプラスチッキーでチープという難点を除けばの話で

すが。

住宅用のユニットバスは寸法の選択肢が狭く、小さな住宅でスペース

を有効に使いたい場合に悩まされます。


そこで、この住宅ではマンション用の1416タイプ(幅1.6m×奥行1.4m)

というサイズを使用しました。

一般の住宅用のサイズは幅1.6m×奥行1.6mですので、奥行きが一

般の住宅用のサイズよりは0.2m程小さくなりました。この0.2mの寸法

を洗面室にまわして、洗面室の収納棚にしました。

 
「お風呂は足が伸ばせる大きさが好き」という意見が大半を占めますが

その「こだわり」を少し押えて頂ければ「小さな住宅」のスペースの

有効利用につながると思います。

 

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2017年08月29日

1500万円の家+α ♯断熱材

kabedannnetu.JPG

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壁の「吹付断熱材」の施工中です。

壁の「吹付断熱」を選んだ理由として、「工期が早いのと気密性も

取れる」のが大きな要因でした。

この住宅では半日で工事が完了しました。

一般の断熱材による「大工さんの施工手間」を考えると、それほど

高いものではありません。

また「この住宅の耐力壁」は「筋違」のみで構成されています。

外壁周りに斜め材である筋違が取付くと、吹付断熱以外の断熱材

(一部を除く)では精度の高い断熱工事が難しくなります。


ちなみにこの住宅の床と天井の断熱材は「スタイロフォーム」の厚

さ40mmで施工しています。天井はそれにグラスウールもプラスして

「2重断熱」としています。

床と天井は、「筋違のような斜め材」がない為に大工さんの施工も楽

になりますので「吹付断熱」を使う必要がありません。


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