シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年10月29日

再 空気を流す

Atei.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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空気を流す、

風通しを良くする事とは少しニュアンスが違います。

「空気が淀む場所を作らない」と言った方がいいかもしれません。


空気は窓を開けて、風を入れる事によっても入れ替わりますし、

人が移動することによっても入れ替わります。

また、窓を開けても風が入らない場所では

温度差を利用して、空気を入れ替える事も出来ます。


写真の住宅では、ロフトに付けた小さな高窓から、

温度差による空気の動きを利用して換気をしています。


空気が入れ替わらない住宅は、少し衛生面で劣ります。

エアコンだけに頼っていると・・、空気の動く部分が限られて

きます。

窓を開け放って、人が活動的に家の中を動くことによって

家の中の空気が入れ替わり、健康的な住宅になります。
 



posted by アース・アーキテクツ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2017年10月28日

1500万円の家+α ♯キッチン

63.キッチン廻りパネル.JPG

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最近はキッチンの取り付ける場所、向き、機能等も多彩に

なってきて様々な選択肢が存在します。

このところの主流はアイランドキッチンが主になってきて

、キッチンというよりは「家具」という感じです。


キッチンは「料理を作る方」にとっては、最も重要な存在

です。

料理を作る時には、「汚れているように見えるけど使い慣

れた鍋・包丁・まな板」や調味料、食材等がキッチンの上に

所狭しと並びます。

そのような一般的な「料理を作る風景」には、対面キッチン

であれば「手元を少し隠したい」というのがが本音だと思い

ます。

手元を隠す一般的な方法は、キッチン前に壁を立ち上げて

キッチンを見えにくくする方法です。またキッチン前に食器

収納等を置く方法もあります。

前者はキッチン前の壁にビニールクロスを貼ってある場合、

ダイニングテーブルを押し当てて生活していると、ビニール

クロスが汚れたり破損してしまいます。

後者の場合は食器を取り出すために、ダイニングセットを離

して使用しなければなりません。

 
この家ではキッチン前に無垢板に近い「杉のJパネル」を立ち

上げました。床の桧のフローリングとは、また違った質感で

す。

木のパネルですのでキズが着いたり、汚れてもペーパーで削れ

ば復活します。

仕上げはオイルの拭きとり仕上げとしました。

このパネルの裏側には大衆的な「ステンレストップのL型キッ

チン」が納まっています。
 

 
posted by アース・アーキテクツ at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月24日

1500万円の家+α ♯床板

60.玄関框.JPG

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桧の床板が張れました。

「1500万円の家」では床板はパインの無垢板ですが、

この家は「桧」としました。

桧は色が白っぽいので、少し和風の感じです。

これをオイルの拭き取り仕上げにすれば多少は飴色に

かわりますので、全体のモダンな質感にはあってくる

はずです。

パイン板もいいのですが、少し柔らかいので傷がつき

やすいのが難点です。

桧も決して堅木ではありませんが、パインや杉に比べ

ると硬いです。かつ木に独特の香りと油を含んでいる

ので腐りにくく汚れにくい材種です。

桧・杉・パインは堅木(ナラ・タモ・クリ・サクラ)などに比べ

て柔らかいので足の汗を吸い取ってくれて、夏の素足の

感触がとてもいいのが気に入っています。


フローリングに合わせて玄関框も桧にしました。

この框は厚みが6pありますが、先端の上側の1.5pを斜

めにカットして「先端の見付部分」を薄く見せています。

その結果として、フローリングと玄関框が同化するように

意図してあります。

玄関の立ち上がり部分は10p程、框の先端より奥に引っ込

むので、玄関の土間からは玄関框が浮いて見えるようにして

みました。
 

posted by アース・アーキテクツ at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月21日

1500万円の家+α ♯天井板

58.天井板張り.JPG

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リビングの天井板が張れました。

当初は「松の合板(柾目)」を張る予定でしたが、松の合板

の金額が思った以上に高かった為、大工さんの提案でパイン

板を張ることにしました。

当然に「松の合板」を張るよりはパイン板を張る方が金額は

アップします(ほとんどが手間代)。

建築主はパイン板の方が気に入ったようで、多少の金額のア

ップは快く了承して頂きました。


パイン板の下地として、プラスターボードも貼ってあります。

これは「遮音」と「少しでも気密性を高めたい」との理由から

です。

プラスターボードの上にはグラスウールが載っていて、金属

屋根の雨音を吸音してくれます。

グラスウールは「断熱」以外にも「吸音」という効果も発揮

してくれます。


パイン板は松系の材種ですが、色が少し白いのが気になります。

日に焼けてくれば多少は「飴色」になりますが、もっと梁の赤味

に近づけたいのが設計者の本音です。

「オイルの拭きとり仕上げ+α」でどこまで「設計者の望む質感」

に近づけられるか、これから試行錯誤をしてみようと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月19日

再 住宅に求められるもの

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住宅設計において

一般庶民的には「難解な理論」や「アクロバチックな構造

形式」で組み立てられた住宅が多々あります。


一般の方が住宅に求めているものとは少し違う気がしま

す。

「コンセプト」というものはとても重要だと思います。

ただコンセプトにとらわれ過ぎて、住宅がクライアントが

望まない工芸品になったり、奇抜なデザインやアクロバチ

ックな構造形式を採用することには疑問を感じます。


「何もしない事」も一つのコンセプトだと感じるのですが。

それと、クライアントの財産を「建築家の自己主張」で侵害

するような事も避けなければなりません。


世間から認知を受ける為には、一種の「何か新しいものを

提案しなくては」という切羽詰まった意識が働くことも事実

です。

その意識が「難解な理論」や「アクロバチックな構造」とい

う結果に繋がっていると思います。

もう少し「一般ニーズに見合った理論と金額」を提供出来れ

ば建築家への認知も違ってくると思います。


ハウスメーカーやビルダーにはできない

もっとここに居たいと思わせる「気持ちのいい空間」を

「一般的な家計の範囲内で提供していければと」常々考

えています。

私のこのBLOGで、その辺りの事を明快に表現した住宅の

プロトタイプ「1500万円の家」を、これから時間のある

時に順次提案して行きたいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年10月17日

1500万円の家+α ♯カーテンレール

カーテンレール枠.JPG

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建物が完成した後に、カーテンレールを取り付けるの

に悩まされませんか?

輸入住宅風の建物であれば、アイアンのカーテンレール

などが出ていますが、シンプルモダンな住宅に見合う

お手頃価格のカーテンレールがありません。


この住宅のLDKは梁の上下で窓が2段になっています。

上の段はカーテンボックスを天井に埋め込んで、そこに

カーテンレールを付けます。


下の段はステンレスのカーテンレールを直に壁に取付け

る方法が嫌でしたので、サッシ枠の上に厚さ30mmのカー

テンレールを直付するための枠を取り付けました。

これをサッシ枠と兼用にしてカーテンレールを埋め込み

にすればなおいいのですが、納まりの関係でこのような

形となりました。


この枠の材種は梁と同じ「松」です。

サッシ枠は白いペンキを塗って壁の白い色と同化させる

予定です。

カーテレールを取り付ける枠は、オイルの拭き取り仕上

げで木目を生かします。

「松」は時間が経つと赤味が強く出てくる材種ですので

、完成時にはサッシ上に、白い壁に囲まれて一本の赤味

かかった木目の枠が強調されて出てくるように意図して

あります。

この枠の下に直付用の黒のカーテンレールを付ける予定

です。



posted by アース・アーキテクツ at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月12日

1500万円の家+α ♯下地2

55.2階ボド.JPG

51.天井下地@.JPG

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2階の壁のボードと床が張れました。

ボード張りは上の写真のように構造体が表しになっている

部分では、大工さんも多少仕事がしづらく、ボードが構造

体との取り合い部分で「細切れ」になることが多々あります。

「細切れ」になっても問題はありませんが、次にボードに

パテをかけるクロス屋さんの仕事に影響がある場合があり

ますので、「細切れ」は細かく言うと芳しくありません。


下の写真は少し見にくいのですが、2階の床の「遮音対策」

の為の各層の重ね具合です。

下から「床剛性=床の強さ」を確保するための合板12mm+

遮音効果のあるプラスターボード9.5mm+衝撃音対策の遮

音マット6mm(追加工事)+仕上げのラワン合板12mmです。

遮音マットが追加工事になった為に、仕上げの合板に接着

剤が効きません、よって「仕上げのラワン合板」は上から

平頭の釘打ちとしました。

店舗などでは「このような荒い仕上げ」を意図的に行う事

もありますが、住宅で行ったのは初めてでした。

でもいい意味での「期待外れ」で、いい感じの仕上がりで

す。

追加の遮音マットの効果はとても大きく、下の階でも歩く

音が気になりません。

ただ「金額が高いのがネック」ですね。

 






posted by アース・アーキテクツ at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月08日

1500万円の家+α ♯外壁1

12.ガルバ外壁.JPG

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東・西・北面の外壁(ガルバリウム鋼板)張りが完了しました。

ガルバリウム鋼板の下にはプラスターボードの厚さ12.5mmが

張ってあり、屋内側壁のプラスターボードの厚さ9.5mmと合わせ

て「防火構造の一般認定」となっています。

念のため隣地境界に近い北側は換気扇のベンドキャップ(カバー)

も温度ヒューズ付として延焼に備えています。

北側のガラスも隣地の家の建つ位置によっては、後で網入りガラ

スに交換する予想です。


この外壁は「一般的に言われるトタン」ですが、デザインがとても

気に入っていて、個人的には「デザイン上のコストパフォーマンス」

に優れていると思います。

 
posted by アース・アーキテクツ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月05日

耐震に係る『床の重要性』

構造設計指針.jpg

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耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

特に木造2階建て以下の建築物の「吹き抜け」に関しては、

法の規制がないこともあってデザイン優先で建てられてい

る建物が多くあるように思います。

建築基準法の木造の「壁量計算」は、あくまでも水平構面

(床)があることが大前提で成り立っています。


上に「静岡県構造設計指針」の「木造の壁量計算」の部分を

抜粋して載せてあります。

その中で「水平構面=床」についても下記のように書かれて

います。

<壁量計算が前提としている建物>
3 、屋根や床に設ける水平構面は建物全体を一体と見なせる
  よう剛性と耐力を有するもの。
12、床面積に算入されない大きい庇や大きい吹き抜け空間は
  存在しない。
分かりやすく説明すると、「建物が一体となるように水平構
面(=床)を強くしなさい。また大きな吹き抜けは「壁量計
算においてはあってはなりません。」となります。


吹き抜けがあっても「法律違反」ではありません。

しかし、罪にはならないからといって、「クライアントの財産を

侵害するようなことは避けなければならないと思っています。

個人的には、床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及

び構造計算を勧めします。
 
posted by アース・アーキテクツ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方
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