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2018年07月18日

高断熱

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03 屋根立ハゼ噴き1.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


高断熱の住宅について少し考えてみます。

熱の伝わり方には熱伝導、対流、輻射があります。

熱伝導は物質を通して熱が伝わることをいいます。

対流は空気や液体などの流れによって熱が伝わることを

言います。

また輻射とは遠赤外線などの電磁波によって熱が伝わる

ことを言います。


現在使われている「断熱材」のほとんどは「熱伝導」と

「対流」に対しての性能が評価されています。

冬季は太陽による熱線(遠赤外線)が弱いので「断熱材」

が効果を発揮して、「高断熱の家」が暖かくなります。

逆に夏の暑さは「太陽光による遠赤外線(電磁波)」に

よるところが大きく、断熱材が冬季ほど性能を発揮でき

ません。


夏の「太陽による熱線(遠赤外線)」を遮るには「遮熱

材」が一番適しています。

夏の熱線の80%は屋根面に集中すると言われていますの

で、「遮熱材」を屋根面に施工すると、太陽の熱線(遠

赤外線)から住宅を守る事が出来ます。


「遮熱材」は主にアルミを表面の融着したシートで銀色

をして「熱線=高温・低温共」に対して有効に働きます。

ガルバリウム鋼板もアルミを55%含んだものでメッキし

ていますので、シルバー色(素地)を屋根面に施工する

と「熱線(遠赤外線)」に対して有効に働きます。


断熱材はは熱を断つ工法ではなく、熱を蓄える役割を持

った材料です。要は断熱材自信が熱を蓄えることによっ

て、熱の伝達を抑えているのです。

断熱材自信が熱を蓄えると言うことは、「夜になっても

家の中だけが暑い」と言うことが起きます。

冬場であれば問題はありませんが、夏場ではいくらエア

コンを掛けても部屋が涼しくなりません。


特に繊維系の断熱材(グラスウール等)はボード系の断

熱材に比べて貯めた熱を放出しやすいと言われています。

出来れば天井裏(屋根面)にはボード系の断熱材を施す

のがいいと思いいます。


「熱線対策」としては、先の「遮熱材の施工」以外にも開

口部からの「熱線」の侵入を防ぐことも大切だと思います。

具体的には南面は「庇・軒の出」による太陽光の遮断、東

西面はLow-eガラスの使用が重要だと思います。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋
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