シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2019年10月30日

再 建築図面

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


「建築主の要望」と「設計者の意図」を「施工者」に伝え

る為には正確な図面が必要になります。

設計には「基本設計」と「実施設計」があり、「基本設計」

とは主に建物の概要が一目で分かる図面を作成する業務

をいいます。

「基本設計」としての図面には仕上げ表、配置図、面積表、

平面図、立面図(建物の外観)、断面図があります。

「基本設計図」が完了したら、建築主の要望とに食い違い

等がないかなどを打ち合わせして、細かい部分を調整しま

す。

調整が完了した「基本設計図」を元に「実施設計図」を作

成していきます。


「実施設計」とは「基本設計」では書ききれない細かな部

分を図面にします。

「実施設計」では矩計図(断面図を拡大した図面)、建具

表、各部詳細図(平面図を拡大した平面詳細図等も含ま

れます)、枠組み詳細図(建具枠等)、家具図、展開図、

構造図、設備図、外構図を作成します。

この段階で図面は30枚くらいになりますが、全ての図面

に整合性が取れていないと現場では混乱しますので、PC

上で図面を重ねながら整合性も整えます。


簡単に主な図面の説明をしてみたいと思います。


05 1階平面図.jpg
平面図です。

平面図には柱の位置、筋違の位置、サッシの位置、設備

関係の位置などが一目でわかるように寸法を記入します。

ここで書ききれない部分は詳細図を書いて補います



07 立面図.jpg
立面図です。

立面図には建物の高さ、外壁・サッシ等が分かるように書き

入れます。



09 矩計図2.jpg
矩形図です。

断面図を拡大した図面になります。

この図面には高さ関係の細かい寸法、内外の仕上げ、基礎

の形状、構造材の大きさ、サッシの高さの寸法、断熱の種類

等を書き込みます。平面図の並んで、図面の中核をなすもの

です。



10 鋼製建具表1.jpg
建具表です。

表という名前がついていますが、これも重要な図面です。

鋼製建具表と木製建具表があり、建具の寸法と取付く場所、

取付金物、ガラスの種類、数量等を表にして一目でわかる

ようにしてあります。



17 各部詳細図2.jpg
各部詳細図です。

平面図、矩形図等で書ききれなかった部分を拡大して書く

ことによって、部材同士の取り合い等が明確にわかるよう

になっています。



S1 基礎伏せ.jpg
構造図の一部の基礎伏図(基礎の図面)です。

一般的な構造図は簡単に済ませてしまいますが、構造図

こそ入念に書かないと「設計者が求めている構造強度」が

出来ない恐れがあります。



以上簡単に図面の説明をしましたが、図面はたくさん書け

ば良いと言う訳ではありません。

沢山そして細かく書きすぎると、職人さんを悩ませてしまう

恐れもあります。

図面は分かりやすく、そして最低限が理想です。

それでも「職人さんに伝えたいところ」を表現するには木造

住宅でも30枚以上は必要になってしまいます。 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2019年10月17日

ユニットバス取付

ユニットバス組立.jpg

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「高基礎の平屋」のユニットバスの取付です。

今回のユニットバスはプランの関係上、洗い場の水栓

の上に窓が取付きます。

その為にシャワーフックの位置や照明器具の配置換え

をメーカーさんにおこなって頂きました。


メーカーに施工図面を書いていただいたのですが、メ

ーカーのパソコンでは「標準仕様の図面」しか出せませ

んでしたので、メーカーの標準図に赤い線で「訂正部分」

を上書きして入念に打ち合わせをしました。

メーカーの「標準仕様」を変えるには、入念な図面の作

成と入念な打ち合わせが必要だと今回は感じました。


ユニットバスの組み立ては2日程度で終わってしまいま

す。

また写真からもわかるように、将来にユニットバスを入

れ替える時も、脱衣室側の壁を1枚取り払うだけで入れ

替えが可能です。

お風呂にこだわりがある方は別ですが、在来の浴室に

比べると工事期間、金額、メンテナンスのし易さ、後々の

リフォームに簡単に対応できる等、見た目以外はユニッ

トバスに分があると思います。 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年10月05日

吹付断熱材

2.吹付断熱.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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「高基礎の平屋」の吹付断熱材の施工中です。

吹付断熱は少々お高いですが、グラスウールなどと違っ

て湿気にも強く(湿気によって断熱性能が落ちにくい)施

工と同時に隙間も埋めてくれるので気密性能も上がりま

す。


最近はコマーシャルの影響もあって「高気密」を求める

方が多くなってきました。

「高気密」は当然に隙間風の影響が少ないので、とても

省エネになりますが、基本的に北国の為の仕様です。

冬季に室温と外気温の差が大きくなると壁内結露が発

生します。

それを防ぐために屋内にポリエチレンのシートを張り巡

らせて、屋内の湿気が壁内に入らないようにして「壁内

結露」を防ぎます。

しかし屋内に湿気がこもりやすいので、熱交換型の換

気扇を常時運転して、屋内の湿気を外部に放出します。


省エネの5〜6地域以上の「温暖な地域」ですと、内部と

外部の気温差が少なく「内部結露」も北国に比べて格段

に発生しにくくなりますので、温暖な地域で「高気密」が

必要なのかは少し疑問を感じます。


断熱性能を上げていけば「内部結露」が発生しにくくな

ります。どの程度の断熱性能で「内部結露」が発生しな

いかは「結露計算」を行えばある程度は分かります。

ただ温暖な地域でも「気流止め等=ある程度の気密性」

は、省エネの観点からも確実に行うべきだと思います。


温暖な地域で「高気密」を行っても問題はありませんが、

あくまでも「熱交換型の換気扇」がセットでないと箪笥

の裏などに湿気が充満してカビの原因になります。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1
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