アース・アーキテクツ一級建築士事務所
基礎が完成しました。
雨が少ない時期で、順調に基礎工事が進みましたが
平均気温が上がりすぎたので、コンクリートのひび割れ等が
少し不安でしたがきれいに仕上がりました。
気温が高くてコンクリートの乾燥収縮が早すぎると、コンク
リートにひび割れなどが出る場合があります。
あまり気温が高い日は、コンクリートが固まり始めたら基礎
の上に散水します。
「コンクリートは水が乾いて固まるのではなく、水との科学
反応で固まります。」
そういう理由で「気温が高くてコンクリートの乾燥が早い」
と、上質のコンクリートにする為に苦労します。
コンクリートの納品書です。
予算があればコンクリートの納入試験(1~3万円程度)を行う
のが一番ですが、今回は「木造の基礎」ですから取りやめまし
た。
納品書にはコンクリートの強度、その他法的必要事項が書き込
まれています。
全て大切ですが、注意が必要なのがミキサー車が生コンの工場
を出発した時間と、現場でコンクリートを打ち始めた時間が記
されています。
渋滞なので、この時間間隔が2時間を超えると、このコンクリー
トは固まり始めているために現場では使用できません。(法律で
そのように定められています。)
ただ単に「コンクリートを打つ」といっても、このように配慮を
しています。