アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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1階の洗面所とトイレの間仕切り壁の下地(厚4.5p)です。
一般的には木造の間仕切り壁の下地は、厚さ10.5p又は12
pで作ります。下に土台があって、上に間仕切り壁の下地
を絡める梁があって、それを基準に間仕切り壁を作ってい
きます。
構造壁の場合は、上記の間仕切り壁の作り方でいいと思い
ますが、構造壁でない部分は「薄い壁」にした方が有効に
スペースを使えます。
工務店(大工さん)によっては手間がかかる為に、薄い壁
を嫌がる場合もあります。上下に土台と梁があった方が、
間仕切り壁の位置出しを行わずに済むからです。
しかし設計者としては、廊下・階段・トイレなどの狭いス
ペースはわずかでも広くしたいと思い、構造壁以外は薄い
壁を多用してしまいます。
現場の仕事のしやすさと設計は「こんなわずかな所」でも
食い違いが生まれることが多々あります。
いま付き合っている職人さん達は「この程度の手間」を面
倒とは思わずに仕事をしてくれるので、非常に助かってい
ます。