アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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天井と壁の下地です。
サッシ周りはサッシ枠とサッシの下地の間の10mm位の
隙間から冷気が屋内に侵入しないように下地で囲ってあ
ります(隙間には断熱材も詰めてあります)。
壁の「吹付断熱」と屋根のボード系の断熱材(ブルーの
色)の納まりもよく分かると思います。
天井下地の上にはグラスウールを敷いて、小屋裏は2重
断熱とします。グラスウールと屋根の断熱材の間は「通
気層」となっていて冬の天井裏の湿気を排出します。
静岡は「省エネ計算」においては6地域で温暖な地域にな
っています。
その理由で、この住宅の2重断熱は「夏を主として」考え
てあります。北国では、これとは違う断熱の考え方と断熱
性能を追求しなければなりません。
壁の吹付断熱は外壁側に吹いていますので、天井のグラス
ウールとの間に数pの隙間が出来てしまいます。大工さん
にお願いして、「通気止」としてグラスウールを折り曲げ
た物をこの隙間に差し込んでもらいます。
10年ほど前までは、このようなことを大工さんにお願いす
ると嫌な顔をされましたが、最近は断熱に対する姿勢が変
わってきて「当たり前」のように行って頂けるようになりま
した。