アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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桧の床板が張れました。
「1500万円の家」では床板はパインの無垢板ですが、
この家は「桧」としました。
桧は色が白っぽいので、少し和風の感じです。
これをオイルの拭き取り仕上げにすれば多少は飴色に
かわりますので、全体のモダンな質感にはあってくる
はずです。
パイン板もいいのですが、少し柔らかいので傷がつき
やすいのが難点です。
桧も決して堅木ではありませんが、パインや杉に比べ
ると硬いです。かつ木に独特の香りと油を含んでいる
ので腐りにくく汚れにくい材種です。
桧・杉・パインは堅木(ナラ・タモ・クリ・サクラ)などに比べ
て柔らかいので足の汗を吸い取ってくれて、夏の素足の
感触がとてもいいのが気に入っています。
フローリングに合わせて玄関框も桧にしました。
この框は厚みが6pありますが、先端の上側の1.5pを斜
めにカットして「先端の見付部分」を薄く見せています。
その結果として、フローリングと玄関框が同化するように
意図してあります。
玄関の立ち上がり部分は10p程、框の先端より奥に引っ込
むので、玄関の土間からは玄関框が浮いて見えるようにして
みました。