アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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パイプシャフトとは配管又は配線の為の専用のスペースです。
この住宅では、将来に2階のトイレがほしくなった時の為に、
1階のトイレの横にパイプシャフトを設けて配管を2階床下ま
で立ち上げてあります。
耐震強度の為に2階の床のつくりは、「剛床」といって梁に直
接に合板を打ちつけてあります。この方が2階の床が強くなっ
て耐震性能が上がります。
しかし剛床にすると、配線や配管を通す専用のスペースが必要
になります。
上の写真は2階の電気の配線とエアコンの配管の為のスペース
です。1階の分電盤から2階への配線はこのスペースを通って、
2階の各部屋の電気設備と繋がっています。
エアコンの配管もこのスペースを通って、屋内機と屋外機が繋
がっています。2階は現在使用中の既存エアコンを使います。
このエアコンは建物が完成した後に取り付ける為、配管を外部
に極力見せたくないので専用のスペースを設けました。
そしてパイプシャフトは取り外し可能のパネルで塞ぎます。