アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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バルコニーにも様々な形と用途があります。
上の写真のものは、一般的な防水を施したルーフバルコ
ニーです。
使用目的は「洗濯物干し」と、鉢植えの植物を置いての
「プライベートな庭」として過ごすためのバルコニーの
仕上がりです。
奥の方に洗濯物を干して、手前の開口部の前を庭のよう
に扱つかって、手摺壁も外部からの視線を遮る為に高く
してあります。
また床のFRP防水も少し緑がはいった色として、庭とし
ての演出も施しました。
一方で下の写真のバルコニーは、使用目的がありません。
「夏の日射対策としての庇代わり」と外観に堀の深さを
出すための「デザイン的な要素」で取り付けてあります。
庇代わりとデザイン的な要素のバルコニーですので、少
しでも施工費を抑える為に、「床は木の角材を敷いてあ
るだけ」の簡単な仕上げです。
一見足場板のようで「怖い感じ」がしますが、載ってみ
ると素足にとても気持ちがいい。
この「足場板のようなバルコニー」のお蔭で、夏はバル
コニーの下の1階の部屋には「日射」が差し込みません。
これだけ夏が暑くなってくると、日射対策としての庇や
バルコニーが大切になってくると思います。