
アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/
「高基礎の平屋」の建つ地盤は、表層から1m位の深さ
まで地耐力がとても悪かったです。
そこで地盤改良、地盤補強等を検討して見積金額の安
かった「鋼管杭による地盤補強」による36本の杭を打
つ事にしました。
表層から1m以下の部分の地盤の地耐力はとても強かっ
たので鋼管杭は2mのものを使用しました。
「基礎杭」と「地盤補強杭」の違いは様々ありますが、
一番大きな違いは「杭と基礎を一体化」させるかの違
いです。
「地盤補強杭」は基礎と杭を一体化させずに、杭の上
に基礎が載っているだけのものです。一般的には小規
模の建物に適しています。
それに対して「基礎杭」は「基礎に杭頭を呑み込ませ、
基礎と杭を一体化するのです。大規模の建物に向いて
います。
大規模建築物や高層建築物の場合、建物の自重や積載
荷重といった鉛直荷重だけでなく、地震時に発生する
力に対しても、杭が抵抗するように設計されます。
これから基礎工事の砕石地業へと入っていきます。