シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年11月30日

ローコストの為の計画

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


住宅に限らず、建物建築費の節減効果の程度は、

設計段階でどの程度のコスト節減の工夫と努力が

出来たかによると言ってもいいでしょう。


工事に入ってからコストの節減を求めても、グレ

ードを下げるか手抜き工事を誘発するかなどのリ

スクが増えるだけで、建築主にとってはかえって

不利益を生じることになってしまう場合の方が多

いと思います。

住宅の基本条件である安全性、耐久性、利便性に

工事予算を節約するようなことはしないで下さい。

設計の段階で、工事のトラブルや遅延につながり

そうな複雑で特殊な設計を避ける事も必要になって

きます。


又、建築主も多少の不満はあるにせよ節約意識をも

つことが求められます。

本当に必要なものは別にして、ある程度は設計者を

信頼して任せるくらいの配慮も必要となってきます。

posted by アース・アーキテクツ at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年11月19日

再 普通がちょうどいい

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私が住宅をつくり続けながら、ずっと心の奥で目指していたのは・・・。

人々が目をみはり、誰もが話題にせずにはいられない「特別なもの」

ではなく、気張りもしないし、委縮もしない。

無理もしないし、無駄もしない。

それでいてまっすぐに背筋の通った「普通のもの」。

そして、用を満たすという観点や、美しさという視点からも、

過不足なくほどよくバランスの取れた「ちょうどいいもの」。  

                         建築家 中村好文


僕は住宅造りは、設計者と建築主の共同作業だと思っています。

設計者のコンセプトや自己主張によって作り上げられた「作品」では

なく、設計者と建築主の共同作業によって、自然発生的に形作られた

ものが理想だと思います。

理路整然としすぎた住宅は時に「冷たさ」を感じます。

斬新さや独創的な発想も時には必要ですが、

気張りのない自然体で暮らせる、少し上質な「普通の家」が

「ちょうどいい」と思います。


posted by アース・アーキテクツ at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年10月19日

再 住宅に求められるもの

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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住宅設計において

一般庶民的には「難解な理論」や「アクロバチックな構造

形式」で組み立てられた住宅が多々あります。


一般の方が住宅に求めているものとは少し違う気がしま

す。

「コンセプト」というものはとても重要だと思います。

ただコンセプトにとらわれ過ぎて、住宅がクライアントが

望まない工芸品になったり、奇抜なデザインやアクロバチ

ックな構造形式を採用することには疑問を感じます。


「何もしない事」も一つのコンセプトだと感じるのですが。

それと、クライアントの財産を「建築家の自己主張」で侵害

するような事も避けなければなりません。


世間から認知を受ける為には、一種の「何か新しいものを

提案しなくては」という切羽詰まった意識が働くことも事実

です。

その意識が「難解な理論」や「アクロバチックな構造」とい

う結果に繋がっていると思います。

もう少し「一般ニーズに見合った理論と金額」を提供出来れ

ば建築家への認知も違ってくると思います。


ハウスメーカーやビルダーにはできない

もっとここに居たいと思わせる「気持ちのいい空間」を

「一般的な家計の範囲内で提供していければと」常々考

えています。

私のこのBLOGで、その辺りの事を明快に表現した住宅の

プロトタイプ「1500万円の家」を、これから時間のある

時に順次提案して行きたいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年10月05日

耐震に係る『床の重要性』

構造設計指針.jpg

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耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

特に木造2階建て以下の建築物の「吹き抜け」に関しては、

法の規制がないこともあってデザイン優先で建てられてい

る建物が多くあるように思います。

建築基準法の木造の「壁量計算」は、あくまでも水平構面

(床)があることが大前提で成り立っています。


上に「静岡県構造設計指針」の「木造の壁量計算」の部分を

抜粋して載せてあります。

その中で「水平構面=床」についても下記のように書かれて

います。

<壁量計算が前提としている建物>
3 、屋根や床に設ける水平構面は建物全体を一体と見なせる
  よう剛性と耐力を有するもの。
12、床面積に算入されない大きい庇や大きい吹き抜け空間は
  存在しない。
分かりやすく説明すると、「建物が一体となるように水平構
面(=床)を強くしなさい。また大きな吹き抜けは「壁量計
算においてはあってはなりません。」となります。


吹き抜けがあっても「法律違反」ではありません。

しかし、罪にはならないからといって、「クライアントの財産を

侵害するようなことは避けなければならないと思っています。

個人的には、床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及

び構造計算を勧めします。
 
posted by アース・アーキテクツ at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2015年11月18日

在来木造住宅の耐震性能について

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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木造住宅の中でも在来工法の耐震設計について考えてみます。

現況の法規制の中で、2階建て以下の木造住宅の耐震性能に

ついてチェックしなければならない項目は以下のとおりです。

1、 壁量計算

2、 編芯率

3、 耐力壁の強さに見合った金物の設置

4、 地耐力に見合った基礎の選定

上記の項目をまじめに誠意を持って設計すれば、かなりの

耐震性能が発揮できると思います。

ただ建築基準法内での耐震性能は中程度の地震で大きな損傷

を与えない事です。

数百年に1度の大地震においては倒壊を許容しています。

具体的に言うと震度7以上の地震では、建築基準法ギリギリの

設計では倒壊する危険があります。

そこで、私の住んでいる静岡県では東海地震への対策として、

耐震性能を建築基準法の1.2倍とすることが義務付けられてい

ます。

東海地震の予想として、地盤に入力する地震の加速度は

800GAL位と言われています。

中程度の地震の加速度は550GAL位ですので、静岡県の基準に

従っても660GAL位までが限界です。

そこで私の事務所では、静岡県の耐震基準に1.2倍の割り増し

を行っています。

これでおおよそ800GAL弱の加速度に対処できる予定です。

ただ地震によるGAL自体が明確には解明されていなくて

大雑把な予測ですが・・。


建物は耐震性能だけで決まるわけではありません。

デザイン、使い勝手、将来に対する配慮、メンテナンスの

しやすさ、耐久性、コスト、そして「気持ち良さ」なども必要

です。

このどれかが欠けたら、いい住宅とは言い難いと思います。

耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

住宅雑誌を見ていても・・・

特に木造2階建て以下の建築物の吹き抜けに関しては、法の規制

がないこともあってデザイン優先で建てられている建物が多く

あるように思います。

建築基準法の壁量計算は、あくまでも水平構面(床)があること

が大前提で成り立っています。

床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及び構造計算を

個人的にはお勧めします。

posted by アース・アーキテクツ at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2014年09月22日

「普通がちょうどいい」

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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私が住宅をつくり続けながら、ずっと心の奥で目指していたのは・・・。

人々が目をみはり、誰もが話題にせずにはいられない「特別なもの」

ではなく、気張りもしないし、委縮もしない。

無理もしないし、無駄もしない。

それでいてまっすぐに背筋の通った「普通のもの」。

そして、用を満たすという観点や、美しさという視点からも、

過不足なくほどよくバランスの取れた「ちょうどいいもの」。  

                         建築家 中村好文


僕は住宅造りは、設計者と建築主の共同作業だと思っています。

設計者のコンセプトや自己主張によって作り上げられた「作品」では

なく、設計者と建築主の共同作業によって、自然発生的に形作られた

ものが理想だと思います。

理路整然としすぎた住宅は時に「冷たさ」を感じます。

斬新さや独創的な発想も時には必要ですが、

気張りのない自然体で暮らせる、少し上質な「普通の家」が

「ちょうどいい」と思います。


posted by アース・アーキテクツ at 16:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 考え方

2009年03月03日

建築家の意図

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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建築家の意図はどこまで必要なのでしょうか?

意図によって建物を造り・・

建物の全てが意図によって成り立っていたら・・

出来上がった建物の「使い勝手」が限定されてしまう気がします。

いい作品には明快な「意図」があります。

美術館・商業施設などには

意図がとても重要となってくるでしょう。

しかし、住宅ではどうでしょう?

日々変化する日常の中で・・

使い勝手が限定されていたら・・

とても窮屈に思えてきます。

曖昧な部分・・

打ち合わせの中で自然に決まっていく・・

流動的な部分も必要だと思います。

明解な意図をもった建物には、とても魅力を感じます。

しかし、なぜ「その形」になったのかわからない建物にも

とても「いい味」があります。
posted by アース・アーキテクツ at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方
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