シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年10月05日

耐震に係る『床の重要性』

構造設計指針.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

特に木造2階建て以下の建築物の「吹き抜け」に関しては、

法の規制がないこともあってデザイン優先で建てられてい

る建物が多くあるように思います。

建築基準法の木造の「壁量計算」は、あくまでも水平構面

(床)があることが大前提で成り立っています。


上に「静岡県構造設計指針」の「木造の壁量計算」の部分を

抜粋して載せてあります。

その中で「水平構面=床」についても下記のように書かれて

います。

<壁量計算が前提としている建物>
3 、屋根や床に設ける水平構面は建物全体を一体と見なせる
  よう剛性と耐力を有するもの。
12、床面積に算入されない大きい庇や大きい吹き抜け空間は
  存在しない。
分かりやすく説明すると、「建物が一体となるように水平構
面(=床)を強くしなさい。また大きな吹き抜けは「壁量計
算においてはあってはなりません。」となります。


吹き抜けがあっても「法律違反」ではありません。

しかし、罪にはならないからといって、「クライアントの財産を

侵害するようなことは避けなければならないと思っています。

個人的には、床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及

び構造計算を勧めします。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2017年09月08日

再・天井高さ

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


某ハウスメーカーのCMで・・

天井が高い事がもてはやされています。

果たしてそうなのだろうか?

いい空間を見ていると・・

高い天井ばかりではありません。


天井が低いと閉鎖感があると言われますが、

落ち着いたホテルの部屋とかバーなどでは、天井を低く押えて

落ち着きを強調している所もあります。

僕個人としては中途半端な高さの、変化のない天井が一番つま

らなく感じます。

2m40cmという天井高さをよく使いますが、その高さを

トイレの巾90cmに使うと、とても間が抜けたように思います。


低い天井のスペースから高い天井のスペースに移動すると、

より開放感を感じられます。

要はメリハリだと思うのですが・・。

もちろん、部屋の広さ、部屋の水平方向の変化、天井仕上げ材、

開口部などとの兼ね合いも重要だと思います。


ちなみに建築基準法では、居室の平均天井高さは2m10cm

以上としなければなりません。

下の写真の構造体の表しの部分の天井高さは2.55mで奥の低い

天井部分は2.1mです。


LDK1.jpg



posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2016年06月02日

庭と緑と

建物と緑はとても親密な関係。

GREENは木陰を作り、小鳥を呼び、花を咲かせます。

木々の間を通ってきた風の気持ち良さ。

窓から見える、緑の抜ける景色。

緑は目を休ませ、気持ちを穏やかにしてくれます。


アース・アーキテクツ一級建築士事務所

isiusu.JPG

せきしょう.jpg

小径1.jpg

Green Wall.JPG

roji 2.JPG












posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2015年11月18日

在来木造住宅の耐震性能について

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/

木造住宅の中でも在来工法の耐震設計について考えてみます。

現況の法規制の中で、2階建て以下の木造住宅の耐震性能に

ついてチェックしなければならない項目は以下のとおりです。

1、 壁量計算

2、 編芯率

3、 耐力壁の強さに見合った金物の設置

4、 地耐力に見合った基礎の選定

上記の項目をまじめに誠意を持って設計すれば、かなりの

耐震性能が発揮できると思います。

ただ建築基準法内での耐震性能は中程度の地震で大きな損傷

を与えない事です。

数百年に1度の大地震においては倒壊を許容しています。

具体的に言うと震度7以上の地震では、建築基準法ギリギリの

設計では倒壊する危険があります。

そこで、私の住んでいる静岡県では東海地震への対策として、

耐震性能を建築基準法の1.2倍とすることが義務付けられてい

ます。

東海地震の予想として、地盤に入力する地震の加速度は

800GAL位と言われています。

中程度の地震の加速度は550GAL位ですので、静岡県の基準に

従っても660GAL位までが限界です。

そこで私の事務所では、静岡県の耐震基準に1.2倍の割り増し

を行っています。

これでおおよそ800GAL弱の加速度に対処できる予定です。

ただ地震によるGAL自体が明確には解明されていなくて

大雑把な予測ですが・・。


建物は耐震性能だけで決まるわけではありません。

デザイン、使い勝手、将来に対する配慮、メンテナンスの

しやすさ、耐久性、コスト、そして「気持ち良さ」なども必要

です。

このどれかが欠けたら、いい住宅とは言い難いと思います。

耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

住宅雑誌を見ていても・・・

特に木造2階建て以下の建築物の吹き抜けに関しては、法の規制

がないこともあってデザイン優先で建てられている建物が多く

あるように思います。

建築基準法の壁量計算は、あくまでも水平構面(床)があること

が大前提で成り立っています。

床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及び構造計算を

個人的にはお勧めします。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2014年08月19日

再 五感の家

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


以前テレビで放送されていた「五感の家」を題材にしてみます。

五感を適度に刺激する家は頭のよい子が育つ家というお話で

す。

親の気配が感じられる、家族の声がする、それが逆に子ども

にとって安心できるプラスの環境なのです。

これは昔ながらの日本の家そのものではないでしょうか。

もともと日本の家は田の字型構造で、障子やふすまで空間を

可変的に使っていたので、家族の声や気配をいつでも感じる

ことができました。

しかし最近の住まいでは、プライバシーを尊重する為に、仕切

を多くして外部からの音が聞こえない空間を作っています。

子供が「ある年代」になるまでは、プライバシーはあまり気に

しない方がいいみたいですね。

 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2011年01月22日

雑音のない空間

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


音というのは・・

それを聞く人の感性、主観、精神状態などによって、

心地よい音に聞こえる場合もあるし、雑音に聞こえる場合も

あります。


しかし生活空間での音の反射は、確実に雑音をつくりだす要素

だと思います。

高級ホテルのラウンジなどの静かな空間が心地よく感じるのは、

内装の高級感だけではありません。

床に厚い絨毯を敷いて音の反射を和らげる効果によっても、

高級感を醸し出しています。


表面がツルッとした艶のある素材と硬い素材は、一般的に音の

反射が大きくなります。

コルクタイルや塗り壁などのように、表面に凹凸があり柔らかい

素材は吸音効果がとても期待できます。


音の反射まで考えての素材選びは、住宅設計においては一般的

ではありませんが・・

少しこだわってみたい時の参考に・・。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2011年01月08日

バランスを保つ

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


住宅のバランスには多種多様なものがあります。

部屋同士のプロポーションのバランス、構造と空間のバランス、コスト

のバランス、デザインのバランス、色彩のバランス、等々・・。

「気持ちのいい住宅」というのは、見事にバランスが整っています。


どこかが異常に感じる家というのは、このバランスの何かが崩れて

いると思います。

プランの段階で意見が食い違っていたり、方向性が定まらないと・・、

バランスをとるのがとても難しくなります。

プランの段階での、その辺りのバランスの舵取り方も、設計者の重要な

仕事の一つだと思います。


人間も健康な人というのは、思考や体力などのバランスが整っていま

す。

僕は気持ちのいい住宅にする為には、バランスを保つ事がとても重要

だと思っています。

  
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年12月04日

薄く・軽やかに

yane.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


邸宅は別として、一般的な小住宅では破風板(写真の屋根の茶色

の部分)の厚みと、住宅のスケールが合っていないお宅が多々あり

ます。

破風板の厚みが住宅のスケールより厚過ぎると、屋根がとても重々しく

鈍重に感じます。


一般的な屋根構造で行うと、破風板の厚みは25センチ前後になり

ます。

構造強度の落ちない範囲で、「ひと手間」かけて破風板を薄くすると

屋根が軽やかになって、屋根にシャープなラインをだすことができ

ます。

写真の住宅は「ひと手間」かけて破風板の厚みを10.5センチとし

屋根の軽やかさを表現してみました。


設計段階で住宅のイメージをつくって、

「その住宅のイメージに見合った各部分の煮詰め」という作業も、

「気持ちのいい住宅」を造る意味において、とても重要になってきます。

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年11月27日

素足で過ごす

sugiita.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


写真は私の事務所の杉板のフローリングです。

夏は靴下を脱いで素足で仕事をしています。

素足で仕事をしていると・・

リラックスできて、とても気持ちがいい・・。


床材には多種多様があります。

その中で素足に適した床材となると・・

コルクタイルか無垢のフローリングが最適だと思います。

無垢のフローリングも種類によって、

肌が触れた時の感触がそれぞれです。


ナラに代表される堅木のフローリングは、とても材料の

密度が高く・堅くて傷がつきにくいという長所を持って

います。

反面、湿気を吸い取りにくく、素足での感触はそれほど

でもありません。

素足の湿気を吸い取りやすいフローリングとなると、

一般的には杉が一番です。

しかし杉はやわらかく材料の密度が荒い為、傷がつきやすく

汚れも吸い込みやすいという難点があります。

素足での気持ちよさと傷のつきにくさを両立させるのは難

しいのですが・・。

桧のフローリングは素足での感触もよくて、杉よりは傷が

つきにくく汚れも吸い込みにくい材料です。
 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年11月19日

外を楽しむ

terrace.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


数年前からオープンテラスのカフェが街に出来てきました。

真冬は別にして、

他の季節は外の空気をそれぞれの人が楽しんでいるようです。

ヨーロッパの街では当たり前の事ですが、

ようやく日本でも、外の空気を楽しむ風潮が浸透してきたようです。


日本でも田舎の民家などでは、建具で仕切られていない縁側があっ

て、そこでお茶や3時のおやつを楽しむ習慣がかつてはありました。


休日にブランチをしたり、ビールを飲んだりと・・

外で楽しめる場所があると、生活の巾がとても広がると思います。

出来れば雨の日でも楽しめるように・・

深い庇が付いていると便利です。

人間の習性ととして、ただ外部に居るよりは屋根がついている方が

安心するようです。


ただ、深い庇は屋内を暗くするので、屋根材は光を通す材料を選ぶと

いいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年10月23日

再・シンキングスペース

?R[i[.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


人間は大昔に、洞穴で暮らしていた頃の

遺伝子の記憶が残っているのでしょうか。

タイトな空間に入り込むと、

妙に・・落ち着く事があります。


子供の頃の、カーテンを閉め切った2段ベッドの空間とか・・

天井の低いロフトの空間など・・。

とても居心地がいい!


勉強などに集中するには

北側の直射日光の届かない、安定した淡い明るさの空間が最適

だといわれています。


そんな空間が一家に一つあると

集中して考え事をしたい時には、とても救われる気がします。

その空間はシンキングスペースとでも名付けましょうか。


パソコンルーム・図書室・書斎兼用でいいと思いますが

シンキングスペースは少しタイトで、

開口部は小さめで、

天井高さは低く抑えて、

北側の安定した淡い光が入ってくる場が最適だと思います。


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年10月16日

広く見せる

morino ie.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/



小さな店舗などで、壁一面に鏡を貼ったところを見かけます。

鏡を貼ることによって、小さな空間に奥行を与えて

広く見せようとしています。


住宅などで壁一面に鏡を貼るのは少々ためらうと思います。

本来は一室空間として広々とさせればいいのですが、

そこは各家族の諸事情と光熱費・構造等の問題もあります。


以前にこのブログで書きました「視線の抜け」と重なりますが、

小住宅を広く見せるコツは・・

視線を遠くまで伸ばす事が重要です。

全ての扉(出来れば引き戸)を解放すれば

建物の端から端まで視線が抜けていく・・

そんな計画(プラン)を住宅に取り入れると

解放感と広がり感を手に入れる事が出来ます。


視線が抜けていく途中に奥まった部分を造ると、

その奥まった部分の先に何かがありそうで・・

より広がり感が強調されます。

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年10月09日

断熱材

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


最近HMのCMで外張り断熱を強調しています。

あれほどTVで流されると・・

これからの時代は「外張り断熱だっ!!

・・と洗脳されてしまいます。


断熱材の種類は大きく分けて次の3種類になります。

 1、繊維系断熱材(グラスウールなど)

 2、ボード系断熱材

 3、吹付け断熱材

外断熱(外張り断熱)は主にボード系の断熱材を使用します。

しかしボード系といっても、断熱材の為それほど強度はありま

せん。

強度のない断熱材に直接外壁を施工するのは問題があるかと

思います。

そこで外壁材を支持する為に、コストをかけて施工しています。

HMはそこを重要視しているように思えてなりません。


断熱性能自体は外断熱と内断熱で大差はありません。

要は断熱材の性能と施工精度によると思います。

北国は別として、断熱材の施工自体がかなり軽く見られていて

特にグラスウールの安易な方法での施工が目につきます。


グラスウールを施工していると体中がチクチクしてきて

ひどい時には皮膚が赤くなってきます。

ガラス繊維を体に吸い込むのも良くないと聞いています。

こんな状況ではいい施工もできないと思います。


最近グラスウールに替わる化学繊維を使ったものが多少使用さ

れるようになってきました。

これは職人さんも体が楽だと思います。

体が楽に施工できるものは、丁寧な施工も行える可能性が高い

と思います。


 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年09月04日

団らん

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


最近「団らん」という言葉をあまり聞かなくなりました。

その原因の一つとして家族が家で過ごす時間が短くなった事が

挙げられると思います。

そもそも「団らん」とは自然発生的な行為です。

家族が自然に集まり、食事をして会話が発生して・・。


限られた時間に、家族が自然に集まる為には、「居心地のいい

場所」が必要だと思います。

その居心地のいい場所とその他の部屋の関係(間取り)が、その

家族に適しているかが重要です。

いい換えると、住宅とその家族の間に「上手な住まい方」が出来

上がるかが決め手だと思います。


家族のすれ違いが多い今だから・・

家族が自然に集まれる「上手な住まい方」を考えてみる必要があ

ると思います。

 





posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年07月30日

溜りをつくる

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


最近の傾向として

居間に玄関が取りつくプランが多いと感じます。

これにはとても共感します。


このプランの特徴は

帰宅して、一度居間を通ってから各個室などにアクセスするので

家族が顔を合わせる機会が多くなり、

また廊下という移動空間を抑える事で、

抑えたスペースを他に割り振る事が出来ます。


ただ上手にプランを組み立てないと、

居間に何本もの動線が走って、居間が移動する為の空間になっ

てしまう恐れがあります。


居間の本来の目的である「くつろぎ」「落ち着き」を確保する為

には、動線から離れたところに「溜り」をつくる事がとても重要

だと思います。


tamari.JPG




posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年07月10日

地中熱体感!

tityunetu system.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp


先日に静岡市清水区にあるkurita建設に寄らせてもらって、「地

中熱利用システム」を体感させて頂きました。

冬にも一度体感させて頂きましたが、

今回は夏にもう一度。


とにかく空気がきれいで、とても心地がいい・・

家全体を空調するシステムですので、家の中でのヒートショック

もないですし、空調負荷を気にして吹抜けを諦める事もなくなり

ます。

ただ残念な事にkurita建設さんで使用しているシステムはヒート

ポンプ併用のシステムですので、機械の補助による空調です。

「地中熱利用システム」のみでの空調ではありません。

機械の補助に頼らない「本来の地中熱」の効果を一度体感してみ

たいと思います。


「地中熱利用システム」は繊細なシステムですので、断熱にとて

も神経を使いそうです。

そう考えると構造躯体で高断熱・高気密を可能とする、鉄筋コンク

リートの建物が「地中熱利用システム」に向いているように思いま

す。 


地中熱利用システム(GEOパワー)http://www.geo-power.co.jp/

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年07月02日

ローコストの為の計画

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


住宅に限らず、建物建築費の節減効果の程度は、設計段階で

どの程度のコスト節減の工夫と努力が出来たかによると言って

もいいでしょう。

工事に入ってからコストの節減を求めても、グレードを下げるか

手抜き工事を誘発するかなどのリスクが増えるだけで、建築主

にとってはかえって不利益を生じることになってしまう場合の方

が多いと思います。

住宅の基本条件である安全性、耐久性、利便性に工事予算を節

約するようなことはしないで下さい。

設計の段階で、工事のトラブルや遅延につながりそうな複雑で

特殊な設計を避ける事も必要になってきます。

又、建築主も多少の不満はあるにせよ節約意識をもつことが求

められます。本当に必要なものは別にして、ある程度は設計者

を信頼して任せるくらいの配慮も必要となってきます。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年06月18日

五感の家

 
アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


以前テレビで放送されていた「五感の家」を題材にしてみます。

五感を適度に刺激する家は頭のよい子が育つ家というお話で

す。

親の気配が感じられる、家族の声がする、それが逆に子ども

にとって安心できるプラスの環境なのです。

これは昔ながらの日本の家そのものではないでしょうか。

もともと日本の家は田の字型構造で、障子やふすまで空間を

可変的に使っていたので、家族の声や気配をいつでも感じる

ことができました。

しかし最近の住まいでは、プライバシーを尊重する為に、仕切

を多くして外部からの音が聞こえない空間を作っています。

子供が「ある年代」になるまでは、プライバシーはあまり気に

しない方がいいみたいですね。

 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年06月11日

グリーン・ウォール

Green Wall.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


数年前に僕が設計したマンションの目隠し塀です。

ネットフェンスに蔦系の植物を絡ませて、エコな潤いのある塀を

意図して造ってみました。

今では奇麗なグリーン・ウォールになり、レンガの重厚な感じに

とてもマッチしてきました。


最近壁面緑化をよく耳にしますが、外壁に緑化を施した場合には

緑化した植物と外壁の維持にとても手間がかかります。

そこで建物とは縁を切ったネットに植物を絡ませてやると、手間

をかけずに維持が出来ます。

なおかつ、人の手が届く範囲内であればもっと気軽に・・。


この塀で僕が選んだグリーンはヘデラヘリックスという、普通は

樹木の下草に使う植物です。

とても生命力が強くて乾燥と日影にも耐えられます。

ただ一般の蔦系の植物と違って自力でネットの上を這いあがって

いくことはできません、その分外壁に絡まって根をはる力も一般

の蔦に比べるとかなり弱いので安心です。

最初のふた夏程は、人の手でネットに絡ませて上に導いてやる

必要がありますが、ネットの上まで上げてしまえば後は伸びてく

る茎をハサミできってやるだけ・・。

このグリーンウォールでひと夏に処分する茎はゴミ袋が四袋程度

でとっても楽です♪

 








posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年06月01日

視線の抜け

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


住宅を設計していて、出来上がったプランに

とても息苦しさを感じる事があります。

感覚的な事ですので、同じプランで息苦しさを感じるかは

人それぞれですが・・。

息苦しいと感じたら・・

納得のいくまで気持ちの悪い部分を取り払います。


同じ間取りでも建具をガラスの建具に変えてやったり、

息苦しいと感じる外壁に透明硝子の窓を切ってあげると、

息苦しさが開放感に替わる場合があります。

透明硝子などによって視線を出来る限り遠くへ導いてやる

事を「視線の抜け」といいます。


視線が抜けていく部分を効果的に空間に取り入れていくと、

閉鎖感=息苦しさが和らいで気持ちのいい開放感を演出でき

ます。

出来れば、その視線の抜けていく先に緑が配置されていれば

解放感と潤いを同時に手に入れる事ができます。
 








posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年05月14日

狭小敷地

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


狭小敷地と聞くと・・

なぜか建築魂が燃え上がってきます。

狭小敷地という困難な状況を切り開くには

発想の転換と斬新なアイデアが必要不可欠になってきます。

建築主も多くの希望は語りません。

設計者の感性と発想に期待・・という事なのでしょう。


しかし、いい建築が出来てしまう。

しかも斬新で個性的な建物が・・。

狭小敷地には設計者が腕をふるえる条件が整っているのかも知

れません。


狭小敷地だからといってあきらめる事はありません。

固定観念さえ捨て去れば、夢はどんどん広がっていきます。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年04月17日

住宅のフレキシブルについて・その2

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


フレキシブル=柔軟性という意味です。

では、住宅の柔軟性はと言うと・・?

簡単に表現すると、将来に対応できるという事です。


一般的には「家族の将来」を予測するのが難しい、またプランを決

める段階で「家族の将来の変化」を考えている時間がとれない・・

などの理由で、短い時間でプランを決定している方がほとんどだ

と思います。


人生に一度の大事業を短い時間で決定してもいいんでしょうか?

住宅の設計は「人生設計」の一部だと思います。

様々な角度から「家族の将来」を検討する時間の必要性を感じま

す。


「家族の将来の変化」を予測するのは難しいですが、「変化に対

応できる住宅」を一度は考えてみる事も必要だと思います。

出来上がったその時に多少の不便を感じても、将来に余裕と含み

を残しておくことをお薦めします。

まずはnLDKというコマーシャルに乗らない事も必要ですし、

造りすぎない事も重要になっていきます。

それ以外には構造躯体と設備配管等への配慮も必要になってき

ます。

一つの方法としては「変化する部分」と「変化しない部分」を明確

に分けておくという考え方もあります。


 











posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年04月14日

再・建具

Tategu.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/

最近は建具も工場生産品が大半を占めて・・

腕のいい建具屋さんの数も減ってきました。

なぜそんなに工場生産品がもてはやされるのでしょうか?

1つには・・施工サイドの思惑があるように思えます。

カタログを見せて・・

建築主に選んでもらうだけでいい・・

結果、打ち合わせの手間が減る。

また、材質も安定しているので施工後の微調整も省ける。


建具は空間を構成する重要な要素です。

意図した空間に適した建具はとても大切です。

数種類のデザインの中から建具を選ぶのは、「いい空間を造る

という意図」からは少し外れます。

また工場生産品は寸法も一定の決まりがあるので

他の空間要素と寸法をすり合わせることができません。


いい空間というものは、それを構成する部材の質感を含めたバ

ランスで成り立っています。

「楽・お手軽」を求めたら・・

「気持のいい空間」はできないと思います。


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月27日

hisasi.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


最近は窓の上に庇をつけないお宅が多くなりました。

一番の理由はデザイン的に邪魔者!

・・という事なのだと思います。

また、エアコンの普及によって窓を開けることが少なくなった・・

とも思います。

しかし、雨の多い日本に住んでいてエアコンに頼らない生活をす

る為には、庇は最低限必要な装備かと思います。


庇を付けると、何故デザイン的に劣ってしまうのか?

全てではありませんが、庇の厚みに問題があるかと思います。

たしかに、窓の上に10cm位の厚みの庇が取り付くと・・。

スチールプレートの亜鉛メッキ、ガラス、ポリカーボネートの平板

などで庇を薄くすると、それ程デザイン的に劣らないと思います。


  
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月12日

空気を流す

kankimado.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


空気を流す・・

風通しを良くする事とは少しニュアンスが違います。

「空気が淀む場所を作らない」と言った方がいいかもしれません。


空気は窓を開けて、風を入れる事によっても入れ替わりますし、

人が移動することによっても入れ替わります。

また、窓を開けても風が入らない場所では

温度差を利用して、空気を入れ替える事も出来ます。


写真の住宅では、ロフトに付けた小さな高窓から、

温度差による空気の動きを利用して換気をしています。


空気が入れ替わらない住宅は、少し衛生面で劣ります。

エアコンだけに頼っていると・・、空気の動く部分が限られて

きます。

窓を開け放って、人が活動的に家の中を動くことによって

家の中の空気が入れ替わり、健康的な住宅になります。





posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月09日

緑を敷き詰める

green pit.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


建ペイ率・容積率

建築ではよく使われる言葉です。

僕個人としては、これに緑化率という言葉を付け加えてもらいた

いと切に思っています。


都市に於けるヒートアイランド現象、温暖化による異常現象と

夏の異常な蒸し熱さ・・。

個人のレベルで少しでも温暖化防止に役立つのだったら・・。

家の廻りに緑を植えてみましょう。


庭がないお宅は駐車場を緑化してみませんか。

駐車場緑化のための様々なものが出ています。

 穴の開いたインターロッキングの穴の部分に芝を植え込むも

 の。

 FRPの網状のもので芝生の保護と車の重量に耐えられるように

 したもの。

 芝生の間に車の重量に絶えられるように角の石を敷いたもの。

車を置いてない時は芝生の庭としても使え、夏の照り返しもあり

ません。

一石二鳥で、見た目にもとてもGOODです。




posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月05日

再 断面計画

dannmenn.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


いい住宅には・・

いい断面計画があります。

断面計画をすることによって・・

平面計画では見えない事も見えてきます。

例えば・・内部から見る外の景色に、窓の高さ・窓の垂直方向の

位置がどのような影響を与えるのかなど・・。

外の見たくないものは隠し、見たいものだけを見せるには入念な

窓位置の操作も必要となってきます。

また断面図に人の図を置くことによって・・

天井高さのボリューム感や天井高さのメリハリも見えてきます。

いい空間には・・

多少の緊張感があります。

緊張感を醸し出すためには、いい断面計画が必要となってきま

す。


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月04日

天井高さ

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


以前、某ハウスメーカーのCMで・・

天井が高い事がもてはやされていました。

果たしてそうなのだろうか?

いい空間を見ていると・・

高い天井ばかりではありません。


天井が低いと閉鎖感があると言われますが、

落ち着いたホテルの部屋とかバーなどでは、天井を低く押えて

落ち着きを強調している所もあります。

僕個人としては中途半端な高さの、変化のない天井が一番つま

らなく感じます。

2m40cmという天井高さをよく使いますが、その高さを

トイレの巾90cmに使うと、とても間が抜けたように思います。


低い天井のスペースから高い天井のスペースに移動すると、

より開放感を感じられます。

要はメリハリだと思うのですが・・。

もちろん、部屋の広さ、部屋の水平方向の変化、天井仕上げ材、

開口部などとの兼ね合いも重要だと思います。


ちなみに建築基準法では、居室の平均天井高さは2m10cm

以上としなければなりません。

あくまで平均高さですが・・。
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年03月02日

座卓の薦め

zataku.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


我が家では座卓で食事をしています。

食事以外にも子供が小さかった頃のお勉強、

女房のアイロン掛け、

洗濯物のたたみ。

座卓で生活していると視線が低いので

狭い我が家も窮屈に感じません。


これで・・椅子があったらどうでしょう?

椅子のスペースが余分に必要になってしまいます。

座布団だったら障害物にならないので・・

空間を広く使う事ができます。

少しだらしないですが・・食事をした後にすぐに横になる事も

出来て・・

とても楽チンでっす♪




posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年02月26日

シンキングスペース

?R[i[.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


人間は大昔に、洞穴で暮らしていた頃の

遺伝子の記憶が残っているのでしょうか。

タイトな空間に入り込むと、

妙に・・落ち着く事があります。


子供の頃の、カーテンを閉め切った2段ベッドの空間とか・・

天井の低いロフトの空間など・・。

とても居心地がいい!


勉強などに集中するには

北側の直射日光の届かない、安定した淡い明るさの空間が最適

だといわれています。


そんな空間が一家に一つあると

集中して考え事をしたい時には、とても救われる気がします。

その空間はシンキングスペースとでも名付けましょうか。


シンキングスペースは少しタイトで、

開口部は小さめで、

天井高さは低く抑えて、

北側の安定した淡い光が入ってくる場が最適だと思います。
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋
リンク集
Powered by さくらのブログ