シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2010年02月27日

建物のできるまで・・鉄骨造住宅 コンクリート

KISO CON.JPG

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
http://earth-architect.jp/


コンクリートの打設を行っています。

冬なのに気温も高めで、コンクリートの打設にはちょうどいい

環境です。


コンクリートの打設には適温があって、

気温が低いと、法規で定められた期日内に指定の強度が出に

くい状況になります。

それを補う為に、「温度補正」といって、指定の強度が出やすく

なるようにコンクリートの配合を調整します。




KISO KENSA.JPG

コンクリートの受け入れ検査を行っています。

コンクリートの配合は法規で定められた規定があります。

現場に搬入されたコンクリートが、規定にあっているかの検査

をコンクリートの打設前に行います。

一般の木造住宅では、この検査を行わないのがほとんどですが、

僅かな金額ですので、安心料だと思って検査を行う事をお薦め

します。


コンクリートの受け入れ時には、もう一つ大切なことがあり

ます。

生コン車が持ってくる出荷表をチェックしなければなりません。

出荷表には、生コン車が工場を出た時間が記されています。

規定で、生コン車が工場を出てから一定の時間内にコンクリート

を打設しなければなりません。

渋滞などで一定の時間を過ぎた場合は、生コン車にそのまま帰っ

てもらいます。

その場合は料金は発生しません。

厳しいようですが、上質のコンクリートを打設するためには

仕方ありません。














posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄骨造の基礎

2010年02月23日

建物のできるまで・・鉄骨造住宅 鉄筋

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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鉄筋工事が完了しました。

基礎にとって鉄筋は、とても重要な役目を果たしています。

基礎の役割分担として

コンクリートは圧縮力に耐え、鉄筋を保護する役割を担ってい

ます。

一方で鉄筋は、主に引っ張り力を受け持つ役割を持っています。

この二つの異質の材料が組み合わさって、基礎の耐力となりま

す。


S.JPG

この構造上重要な役割を持っている鉄筋の組み立ては、経験の

いる作業です。

中には鉄筋がとても奇麗に組み上げられて、

コンクリートの中に埋めてしまうのが

残念に思えてくる職人技に出会う事もあります。


鉄筋が組み上げられると、「配筋検査」といって

鉄筋が「法規」と「日本建築学会の標準仕様書」の規定に

適合するかの検査を行います。

奇麗に組み上がった鉄筋でも、規定に合わなければ

補強、または手直しをして頂きます。


その規定の内容が細かい為に、

「配筋検査」には時間と神経を使います。

「配筋検査」が完了すると、コンクリートを流し込む為の型枠

を組み立てる工事に入っていきます。







posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄骨造の基礎

2010年02月15日

建物のできるまで・・鉄骨造住宅 柱脚

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柱と基礎の接合部となる、特殊なアンカーボルトをセッティングし

ています。

捨てコンクリートの上に基礎の形を描いて

その基礎の形にそって、正確にアンカーボルトを据え付けます。


捨てコンクリートとは

締め固めた地盤の上に、薄くコンクリートを打って

その上に正確に基礎の形を描いて、

基礎の鉄筋工事・コンクリート型枠工事が正確に施工できる

ようにするための下地です。


この住宅の設計依頼をされた時に、耐震強度を建築基準法の2

倍にしてほしいとの要望を受けました。

その結果として

写真のアンカーボルトも通常のものより、少し頑丈なものを使っ

ています。

当然、2倍の耐震強度に合わせるために

基礎の鉄筋・基礎より上の鉄骨の材料も、強度の大きい仕様と

なっています。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄骨造の基礎

2010年02月05日

建物のできるまで・・鉄骨造住宅 根切り

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根切りが完了しました。

「根切り」とは・・

地面を掘って、基礎を載せる地盤まで掘り下げる工事です。

ここで重要になってくるのが

基礎を支持する地盤の状況を確認することです。


ボーリング調査によって、地中の地盤の強度は分かっていますが

根切りが完了した時点で再度確認します。

この住宅では、地下1.5mでボーリング調査結果と同じ

丈夫な礫層が出てきました。

これから捨てコンクリート打ち工事、鉄筋工事へと現場は進んで

いきます。







posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄骨造の基礎

2010年01月19日

建物のできるまで・・鉄骨造住宅 地鎮祭

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先日・・

冬の暖かな日に地鎮祭がとり行われました。

これから工事監理のスタートです。

「工事監理」とは・・

お客様の立場に立って現場が図面通りに、また期日通りに

進んでいるかの確認の仕事です。

後での修正が不可能なところはとくに入念に行います。


工事監理に必要な七つ道具を紹介します。

 デジカメ、スケール、三角スケール、図面と打合せ内容をとじた
 
 ファイル、計算機、A4判メモ帳、マジックペン、ハデな色のガム

 テープ、ヘルメット、タオル

ここで重要となってくるのが、A4判のメモ帳とマジックペンとハデ

な色のガムテープです。

現場で間違って施工されているところに、訂正内容を書いたメモ

をハデな色のガムテープで貼っておきます。

・・もちろん、MAIL・FAXとの併用です。


職人さん・現場監督さんと打合せを重ねて・・

現場は進んでいきます。

打合せ・すり合わせが少ないと小さなミスが重なってきます。

小さなミスが重なってくると・・

欠陥が起こりやすくなってきます。

欠陥を未然に防ぐ為にも、工事監理は重要となってきます。


  






posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 鉄骨造の基礎
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