シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2019年11月08日

外壁張り

P1040763.JPG

20.通気胴縁.jpg

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「高基礎の平屋」の外壁のサイディング張りが完了しま

した。

このサイディングは縦張りで釘打ちの3×10板といって、

サイディングの中では一番安い部類のものです。

サイディングが縦張りの為に、下地の胴縁は横張りとな

ります、普通に胴縁を張ると外壁の通気が出来ませんの

で、ここでは胴縁に架け込みを入れて外壁通気を行って

います。(下の写真)


このサイディングのジョイント部分と釘部分にパテを掛

けて、その上から弾性塗装を施しますので、仕上がりは

塗り壁風になります。


サイディングは張ってから多少縮む可能性がありますの

で、パテを掛ける前に一週間ほどそのままにして縮ませ

ます。

これで塗装が完了して外部の器具付が終われば足場は解

体されて外構工事に着手できます。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年10月30日

再 建築図面

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「建築主の要望」と「設計者の意図」を「施工者」に伝

える為には正確な図面が必要になります。

設計には「基本設計」と「実施設計」があり、「基本設

計」とは主に建物の概要が一目で分かる図面を作成する

業務をいいます。

「基本設計」としての図面には仕上げ表、配置図、面積

表、平面図、立面図(建物の外観)、断面図があります。

「基本設計図」が完了したら、建築主の要望とに食い違

い等がないかなどを打ち合わせして、細かい部分を調整

します。

調整が完了した「基本設計図」を元に「実施設計図」を

作成していきます。


「実施設計」とは「基本設計」では書ききれない細かな

部分を図面にします。

「実施設計」では矩計図(断面図を拡大した図面)、建

具表、各部詳細図(平面図を拡大した平面詳細図等も含

まれます)、枠組み詳細図(建具枠等)、家具図、展開

図、構造図、設備図、外構図を作成します。

この段階で図面は30枚くらいになりますが、全ての図面

に整合性が取れていないと現場では混乱しますので、PC

上で図面を重ねながら整合性も整えます。


簡単に主な図面の説明をしてみたいと思います。


05 1階平面図.jpg
平面図です。

平面図には柱の位置、筋違の位置、サッシの位置、設備

関係の位置などが一目でわかるように寸法を記入します。

ここで書ききれない部分は詳細図を書いて補います



07 立面図.jpg
立面図です。

立面図には建物の高さ、外壁・サッシ等が分かるように書き

入れます。



09 矩計図2.jpg
矩形図です。

断面図を拡大した図面になります。

この図面には高さ関係の細かい寸法、内外の仕上げ、基礎

の形状、構造材の大きさ、サッシの高さの寸法、断熱の種

類等を書き込みます。平面図の並んで、図面の中核をなす

ものです。



10 鋼製建具表1.jpg
建具表です。

表という名前がついていますが、これも重要な図面です。

鋼製建具表と木製建具表があり、建具の寸法と取付く場所、

取付金物、ガラスの種類、数量等を表にして一目でわかる

ようにしてあります。



17 各部詳細図2.jpg
各部詳細図です。

平面図、矩形図等で書ききれなかった部分を拡大して書く

ことによって、部材同士の取り合い等が明確にわかるよう

になっています。



S1 基礎伏せ.jpg
構造図の一部の基礎伏図(基礎の図面)です。

一般的な構造図は簡単に済ませてしまいますが、構造図こ

そ入念に書かないと「設計者が求めている構造強度」が出

来ない恐れがあります。



以上簡単に図面の説明をしましたが、図面はたくさん書け

ば良いと言う訳ではありません。

沢山そして細かく書きすぎると、職人さんを悩ませてしま

う恐れもあります。

図面は分かりやすく、そして最低限が理想です。

それでも「職人さんに伝えたいところ」を表現するには木

造住宅でも30枚以上は必要になってしまいます。 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2019年10月17日

ユニットバス取付

ユニットバス組立.jpg

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「高基礎の平屋」のユニットバスの取付です。

今回のユニットバスはプランの関係上、洗い場の水栓

の上に窓が取付きます。

その為にシャワーフックの位置や照明器具の配置換え

をメーカーさんにおこなって頂きました。


メーカーに施工図面を書いていただいたのですが、メ

ーカーのパソコンでは「標準仕様の図面」しか出せま

せんでしたので、メーカーの標準図に赤い線で「訂正

部分」を上書きして入念に打ち合わせをしました。

メーカーの「標準仕様」を変えるには、入念な図面の

作成と入念な打ち合わせが必要だと今回は感じました。


ユニットバスの組み立ては2日程度で終わってしまい

ます。

また写真からもわかるように、将来にユニットバス

を入れ替える時も、脱衣室側の壁を1枚取り払うだけ

で入れ替えが可能です。

お風呂にこだわりがある方は別ですが、在来の浴室に

比べると工事期間、金額、メンテナンスのし易さ、後

々のリフォームに簡単に対応できる等、見た目以外は

ユニットバスに分があると思います。 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年10月05日

吹付断熱材

2.吹付断熱.jpg

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「高基礎の平屋」の吹付断熱材の施工中です。

吹付断熱は少々お高いですが、グラスウールなどと違っ

て湿気にも強く(湿気によって断熱性能が落ちにくい)

施工と同時に隙間も埋めてくれるので気密性能も上がり

ます。


最近はコマーシャルの影響もあって「高気密」を求め

る方が多くなってきました。

「高気密」は当然に隙間風の影響が少ないので、とて

も省エネになりますが、基本的に北国の為の仕様です。

冬季に室温と外気温の差が大きくなると壁内結露が発

生します。

それを防ぐために屋内にポリエチレンのシートを張り

巡らせて、屋内の湿気が壁内に入らないようにして壁

内結露を防ぎます。

しかし屋内に湿気がこもりやすいので、熱交換型の換

気扇を常時運転して、屋内の湿気を外部に放出します。


省エネの6地域以上の「温暖な地域」ですと、内部と外

部の気温差が少なく「内部結露」も北国に比べて格段

に発生しにくくなりますので、温暖な地域で「高気密」

が必要なのかは少し疑問を感じます。


断熱性能を上げていけば「内部結露」が発生しにくく

なります。どの程度の断熱性能で「内部結露」が発生

しないかは「結露計算」を行えばある程度は分かりま

す。

ただ温暖な地域でも「気流止め等=ある程度の気密性」

は、省エネの観点からも確実に行うべきだと思います。


温暖な地域で「高気密」を行っても問題はありません

が、あくまでも「熱交換型の換気扇」がセットでない

と箪笥の裏などに湿気が充満してカビの原因になりま

す。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年09月18日

外壁の遮熱シート

16.外壁遮熱防水シート.JPG

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「高基礎の平屋」のガルバリウム屋根も葺き終わり、外壁の

透湿防水シート張りも完了しました。

これで多少の雨では構造体が濡れる心配が無くなりました。


この外壁の「透湿防水シート」は「遮熱タイプ」になってい

て、外壁が受ける「輻射熱」を反射してくれます。

輻射熱を100%反射と言う訳にはいきませんが、ある程度の

効果は期待できると思います。


また「遮熱タイプ」の透湿防水シートは、一般の透湿防水シ

ートよりも厚くて丈夫に出来ていますので、工事途中の台風

などの強風にも破れにくく、工事中の安心感が増します。


金額は一般の「透湿防水シートよりは高いですが、全体の金

額から見ればごく僅かの金額アップですので、「遮熱タイプ

の透湿防水シート」をお勧めいたします。
 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年09月12日

建て方

1.建て方.jpg

2.屋根遮熱材.jpg

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「高基礎の平屋」の建て方が終わりました。

基礎の上に「木造の構造」が載ると、高基礎が改めて実感

されます。

土台と柱は「シロアリ」に強い桧を使用して、基礎の高さ

が地盤より1.4mである事も加味して、「シロアリ駆除剤」

の散布は行っていません。

最近は「環境に配慮」して「シロアリ駆除剤」も3年位の

保証期間しかありませんので、長い目で見ると別の方法で

「シロアリ」対策を行った方がいいと思います。

最低限、基礎の回りには物を置かないで、基礎に出来る蟻

道を目視できるようにしたいものです。



2枚目の写真は屋根の遮熱シートの写真です。

垂木の裏側に遮熱シートを張って、垂木の間を空気層とし

て棟から屋根の熱気を排出て、断熱材は遮熱シートの屋内

側に施工します。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年08月31日

ミニマルな住宅

01-1.jpg

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最近「断舎離」とか「ミニマル」という言葉を耳にするよ

うになりました。

余分な物を持たないとか、最低限でという意味かと思いま

す。


建築設計を永く行っていると、様々なお施主様と打ち合わ

せをしてきて、建てた住宅が今はどのように使われている

のかも、一部ではありますが気に留めています。


私に設計を依頼した「建築主様」だけかもしれませんが、

「建てるその時の状況」を優先した方よりも、建てるその

時は多少の不便をしても「将来を見据えた住宅」を建てた

方の方が、上手に生活していると感じる事が多々あります。


将来に子供が住めるようにと2世帯住宅を建てたが、結局

お子様は仕事の関係で住まなかった等や、仕事の付き合い

でお客様を呼べるようにと「広間」を作ったが、今は洗濯

物干し場になっている等。

大きなローンを抱えたが、ローンに見合う働きをしている

とは思えない住宅もたくさんあります。


全てではありませんが私個人的には、世の中のコマーシャ

ルに乗って「欲しいもの」を全て詰め込んだ住宅よりも、

「家族が仲良く暮らして、普通の生活が営めるだけの最低

限の住宅」で生活している方の方が、「生活の上手さ」を

感じます。 

「将来に必要なものは継ぎ足せばいい」くらいのおおらかな

気構えが「ちょうどいい」と思います。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2019年08月28日

基礎完成

33.基礎完成2.jpg

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「高基礎の平屋」の基礎が完成しました。

職人さんも暑い中を頑張ってくれて、とてもきれいに仕上

がりました。

ジャンカ(コンクリートの表面がザラつき粗骨材が確認で

きる状態をいう)も全くなく、丁寧にコンクリートの打設

を行ってくれた事が仕上がりからも分かります。


人通口(基礎が一段落ちている部分)の下などは、コンク

リートが回りにくくジャンカができやすい部分ですが、こ

こも綺麗にコンクリートが打てています。


これだけ丁寧な職人さんですので、アンカーボルトの位置

もまったくと言っていいほど狂いがありませんでした。

基礎の仕事を見ただけで、この工務店さんに依頼して良か

ったと感じています。 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年08月22日

型枠

21.型枠組.jpg

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「高基礎の平屋」の基礎のコンクリート打ちの為の型

枠組みが完了しました。

高基礎ですので、基礎の底からは1.5mあります。

型枠の組み方も、一般の木造住宅の型枠組みに比べて

頑固になっています。


基礎が高くなれば、コンクリートの打設時に型枠にか

かる圧力も高くなりますし、コンクリートを綺麗に打

つ為にバイブレーターをコンクリートの中に入れたり、

型枠を木槌でたたいたりします。

そのような衝撃にも耐えるように、少し頑丈に型枠を

組まなければなりません。


暑い季節ですので、コンクリートの養生(散水等)も

行わないと、コンクリートの天端にヒビ割れなどが起

こってしまいます。

コンクリートは乾いて固まるのではなく、水との化学

反応で固まります。気温が高くて水の乾燥が早すぎる

と、上質なコンクリートが打てませんので、暑い時期

は散水等をしてコンクリートの水分の蒸発を遅らせま

す。

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年08月06日

鉄筋の検査

7.縦筋@300.JPG

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先週の土曜日に「高基礎の平屋」の配筋検査(鉄筋の検

査)を行ってきました。

今回は「地盤補強の杭」もありますので、その位置も確

認しました。


配筋検査は基本的に図面、及び建築学会の配筋基準に基

づいて検査をします。

主な項目としては、1.鉄筋の素材と太さ、2.鉄筋の本数、

3.鉄筋同士の間隔、4.鉄筋の継手、5.鉄筋の定着


鉄筋の継手とは、現場に搬入する鉄筋は5m前後になり

ますので20mの長さの鉄筋が必要な場合は、鉄筋を継が

なければなりません。その時の鉄筋の重なり寸法を「継

手」といいます。


鉄筋の定着とは、例えば土間の鉄筋が基礎の立ち上がり

と一体になる為に、土間の鉄筋を基礎の立ち上がり部分

に一定長さ入れ込まなければなりません。この入れ込み

長さを「定着」といいます。


その他基礎立ち上がり部分の位置の確認、人通口部分の

位置と開口補強の確認、段差部分(玄関サッシ取り付け

部分等)の確認があります。
 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年07月29日

タイニーハウス

タイニーハウス.JPG

13.外観.JPG

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タイニーハウスが完成しました。

タイニーハウスの目的は、離れとしての書斎です。

なるべく安価に抑える為に、耐力壁と内部の合板仕

上げを兼用としました。

言い換えれば仕上げ=耐力壁(構造用合板)です。

天井も同じ構造用合板で仕上げてあります。

荒々しさを出す為に壁・天井のオイル仕上げはして

ありません。

荒い仕上げでもいいいという方にはローコストで済

むのでお勧めですよ。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2019年07月16日

地盤補強

杭.jpg

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「高基礎の平屋」の建つ地盤は、表層から1m位の深さ

まで地耐力がとても悪かったです。

そこで地盤改良、地盤補強等を検討して見積金額の安

かった「鋼管杭による地盤補強」による36本の杭を打

つ事にしました。

表層から1m以下の部分の地盤の地耐力はとても強かっ

たので鋼管杭は2mのものを使用しました。


「基礎杭」と「地盤補強杭」の違いは様々ありますが、

一番大きな違いは「杭と基礎を一体化」させるかの違

いです。

「地盤補強杭」は基礎と杭を一体化させずに、杭の上

に基礎が載っているだけのものです。一般的には小規

模の建物に適しています。

それに対して「基礎杭」は「基礎に杭頭を呑み込ませ、

基礎と杭を一体化するのです。大規模の建物に向いて

います。

大規模建築物や高層建築物の場合、建物の自重や積載

荷重といった鉛直荷重だけでなく、地震時に発生する

力に対しても、杭が抵抗するように設計されます。


これから基礎工事の砕石地業へと入っていきます。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年06月03日

高基礎の平屋 ♯外部決定

外部の色決め.png
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「高基礎の平屋」の外部の色関係が決まりました。

外壁の色は「白に近いアイボリー」として、屋根の破風板

(軒天井との境の20p位の厚さの部分)を黒のガルバリウ

ム鋼板で巻いて、白い壁との対比を強調しました。


一般的には樋などは目立たせたくないので、外壁と同じ色

にする場合が多いのですが。

この住宅では樋も黒色として、樋も強調するつもりです。

中途半端に樋を隠すより、逆に目立たせた方がモノトーン

の対比で、より「モダン」になると思います。


サッシの色は全てシルバーにしてサッシを強調しないよう

にしてみました。

サッシを黒にすると、よりモノトーンが強調されて、これ

はこれでとてもいいのですが、サッシの黒色が建物の内部

でも目立ってしまいインテリアにも影響を与えます。

内部のインテリアに自由度を与えたかったので、今回は黒

いサッシの採用は止めにしました。


ここにDECKの「木の温かみ」が加わり、モダンで温かみ

のある住宅にしたいと思っています。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年05月15日

houzzの特集記事に載りました。

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今、「片付けをしたい」「断舎離をしたい」と考える人が

増えています。「物を少なくして暮らす」ことは、ストレ

スだらけの社会で、心を良い状態にするための方法のひと

つなのかもしれません。

片付けを「実行」して物が減り、整った状態になれば、人

生は変わると思います。

なぜ変わるのでしょうか?視覚から入る情報が、自分の気

持ちを邪魔しないからです。

目で見て、今「欲しい物」をすぐ手にとって、すぐ使える

から、ストレスもなくなります。少しずつ「時間」が増え、

その時間をやりたいことに使えるようになります。日常の

行動が変わるのです。部屋にある「物達」が発する「感じ」

が良くなります。

その場にいる時の感覚が「気持ちがいい」に変わります。

単純にそれだけでも、気持ちが変わりますよね。「その状

態」が続けば、人生は変わります。


BY 志田茂建築設計事務所代表

https://www.houzz.jp/-stsetivw-vs~121728181
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り

2019年05月01日

高基礎の平屋

高基礎.jpg

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「高基礎の平屋」の施工がスタートします。

この住宅が建つ地域は以前から水害が多い地域で、周

りの住宅は「宅地造成法」にかからない範囲(1m以

下の盛り土)で擁壁を造って盛り土をしています。


盛り土を行うと、丁寧に地盤を突き固めないと地盤の

耐力が出ず、建物の地盤として安定しない場合があり

ます。

また、擁壁を造って造成となると「大きな金額」もか

かってきます。


上記のネガティブな要素を払拭するために、今回は高

基礎を選択しました。

雪深い地域にある別荘のように、庭代わりの大きなデ

ッキを取り付けて、デッキの前には木を植えて気持ち

良く生活出来るように計画しました。


水害で忘れてならないのが、「浮力」です。

建物に浮力?と思う方もいるかもしれませんが、物理

的には十分に考えられますので、その辺りも対策済み

です。

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 木造住宅の出来るまで♯1

2019年01月16日

homifyの特集記事に載りました ♯3

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https://www.homify.co.kr/ideabooks/6242796

「韓国のhomifyの特集記事」に掲載させて頂きました。

韓国語はさっぱりわからないので、どんな特集かは分かり

ませんが、多分「日本の住宅事情」の特集のように思えま

す。


特集記事に載った「私の設計した建物の写真」は上のキッ

チンの写真です。

ごく一般的なシステムキッチンの「廉価版」でトップはス

テンレスのL型です。


L型キッチンのいいところは、作業動線が短いことが一番

だと思います。

天板のコーナーの奥のところが、手が届きにくく不便な

ように思われますが、使ってみるとコーナーの奥のとこ

ろにお皿などを置けて、「料理の盛り付け等」にとても

便利です。

もう一つのL型キッチンのいいところは、対面キッチン

を満足させながらも「換気扇」を壁側に取り付けられる

事です。

「アイランドキッチン」のように「換気扇」の前に壁が

ないと煙が部屋の奥の方まで流れていってしまします。

「換気扇」の前に壁があるだけで、煙の整流効果を発揮

して、換気効率が上がります。

正面には100角のタイルを貼ってありますが、キッチン

パネルと比べて、ビニールクロスとの境にアルミの縦見

切りがいらないのでスッキリと収めることが出来ます。
 

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2018年12月19日

feve casaの特集記事に掲載されました。

居間食堂1.jpg

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https://fevecasa.com/fevematome/detail.php?id=1210

写真は1階リビングの様子。普段は写真のように1つの

空間ですが、可動式の間仕切りで空間を2つに区切るこ

とを可能にしました。


ご家族や友人が泊まりに来る時、ゲストルームとして

使ってもらうことができます。


清潔感のある空間は、ゲストの方にとっても心安らぐ

ひと時を過ごせることでしょう。


by feve casa

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入り

2018年12月15日

庭と建物と

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建物と庭は一体で考えたいものです。

緑があって建物は映えてくると思います。

ただ緑を植えると、手入に手間がかかる事も事実です。

「緑はほしい」が「手入は楽したい」というのが本音ではな

いでしょうか。

 
一般的に「常緑樹」と「落葉樹」を比べた場合、「常緑樹」

の方が手間がかかりません。

「落葉樹」は樹形が綺麗で紅葉なども楽しめますが、虫がつ

きやすいのは「落葉樹」です。また枯葉の掃除時期も集中し

てきます。

「常緑樹」の難点はほっておくとボサボサして、樹形を整え

るのに苦労します。ただ冬でも緑を楽しめるのは「常緑樹」

です。私の経験では樹形を整える(ほっておいてもあ程度綺

麗)のに楽な「常緑樹」はソヨゴとハイノキがいいと思いま

す。


樹木以外にも「グランドカバー」で土をある程度隠す事も必

要ですし、樹木の下やポイントに下草類を植えると「自然の

風合い」が増してきます。


写真の家のグランドカバーには多年草のダイカンドラを植え

て、それ以外にもタイムとスナゴケ、下草類としてタニカ・

ツワブキ・ヤブコウジ・ヤブラン等の手間のかからないもの

を植えました。


植栽で気を付けたいのは建物の基礎の近くには、ボサつくも

のは植えない。理由としては「シロアリ」が「蟻道」を作っ

てもすぐに目につくようにする為です。

また最近は南国の樹木や虫がつかない「ユーカリ」なども人

気ですが、これらの樹木は成長が早すぎて手間がとてもかか

り、放っておくと大木に成長してしまいます。
 
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2018年12月03日

お酒飲みの住居学

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『お酒飲みの住居学』というタイトルで

建築サイトのSUVACO
さんの特集記事に載せて頂きました。

https://suvaco.jp/doc/osake-181202?


建築家 鷲巣 渉さんによる「3−BOX 1800万円の家」では、

「八ヶ岳のような緑を見ながらのBEER&ランチ」という施

主の要望に応え、開放感あふれる空間を実現しています。

暖かい日の昼間の小さなテラスでのBEERと、カーテンを開

け放ってダイニングの椅子に座れば『庭の緑が正面に見え

る』ように計画しました。ただ『開放的な家』は『耐震性

に劣る』のが一般的ですが、この住宅はサッシの内側に筋

違(すじかい)を入れて耐震性能も確保しました」

BY SUVACO
 
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2018年10月20日

3-BOXの庭が完成しました。

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庭が完成して(実際は3月に完成していましたが、グラ

ンドカバーのダイカンドラが地面を覆うまで待ちまし

た。)

木々越しにみる建物はとても清々しく感じます。

リビングの窓から見える景色も、庭を造る前とでは大

分変わりました。

建物と建物周辺の景色が青空と相まって「爽やかさ」

を醸し出してくれて、意図していたリゾート感を出す

ことが出来ました。
 
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