シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2018年03月23日

ポスト

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設計をしていると、

ポスト一つ取り付けるにしても悩みます。

外壁に穴を開けて、そこにポスト口を取り付ける

のが「見た目と使い勝手」は一番いいのですが、

雨仕舞まで考えたポスト口が少ないのが現状です。


最近は外壁に大きなポストを取り付けたり、外構に

壁を作って、そこにポストを取り付ける方法が多く

なってきました。

「お金を掛けないで、デザイン的に気に入った方法」

を模索していましたが「これも有りだなと思い」試さ

せてもらいました。


ポスト.JPG

サビ鉄板(チェッカープレート)にステンレスのボルト

で既製品のポストを取り付けてみました。

ポストとサビ鉄板の間にはステンレスのナットを入

れてクリアランスを取っています。

造園屋さんとのコラボで考えましたので、石と苔に上

手くマッチして「庭との一体感」が出ました。

 


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2018年03月16日

再・庇

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最近は窓の上に庇をつけないお宅が多くなり

ました。

理由はデザイン的に邪魔者!、という事なの

だと思います。

また、エアコンの普及によって窓を開けること

が少なくなったとも思います。

しかし、雨の多い日本に住んでいてエアコンに

多少なりとも頼らない生活をする為には、庇は

最低限必要な装備かと思います。


庇を付けると、何故デザイン的に劣ってしまう

のか?

全てではありませんが、庇の厚みに問題がある

のかと思います。

たしかに、窓の上に10cm位の厚みの庇が取

り付くと少し鈍重なイメージになります。

庇を少し薄くしてやったり(強度上は問題ありま

せん)、スチールプレートの亜鉛メッキ、ガラス、

ポリカーボネートの平板などで庇を薄くすると、

それ程デザイン的に劣らないと思います。

 
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2018年03月10日

階段手すり

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階段の手すりの意味は、

階段を昇り降りする人の介助の為の「安全対策」

だと思います。

廻り階段では手摺を取り付ける位置は、一般的に

回る外側の壁に付ける場合がほとんどです。

しかし人間の習性としてショートカット(内側を回

る)をしようとします。

人間の習性を考えると、手摺は廻り階段の場合は
 
、階段を回る内側の壁に取り付けた方が有効に利

用されると思います。

ただ高齢者や足腰の辛い方は、廻り階段の外側の

壁に手すりを取り付けた方が安全に昇り降りでき

ます。


余談ですが、昇り降りしやすい階段の寸法という

のもあります。

一般的には大人の場合「蹴上高さ×2+踏面巾=

61〜65と言われています。蹴上高さ(階段1段の

高さ)は住宅では20p位を多く採用します。

それを上記の式に当てはめると20p×2+踏面巾

(階段の巾)=61〜65となり、踏面巾は21p〜

25pとなります。
 
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2018年03月04日

階段

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階段にも様々な形と材料があります。

最近は無垢板、又は集成材が一般的です。

一昔前の高級住宅には、絨毯を張った階段なども

よく見かけました。

階段の支え方も色々と工夫されて、お洒落な階段

もとても増えてきました。

鉄骨の回り階段に代表される、鉄骨で下地をかけ

て、そこに木の板を載せて反対側まで見通せる階

段(ストリップ階段)が人気です。

階段がお洒落になると、階段を見せたくなってし

まうのが人の心理だと思います。

そこで最近は「リビング階段」がとても人気です。


しかし安易に「リビング階段」を取り付けると、冬

の温熱環境に悪い影響を及ぼして、床廻りが冷える

ことに繋がります。

空気は温められると「軽くなって」上へと登ります。

逆にサッシで「冷やされた空気」は重くなって床に

滞留します。このサッシで冷やされて床が寒々とす

る現象を「コールドドラフト」といいます。

 
リビング階段はとてもいいのですが、提供する側も

上記の「ネガティブな部分」を説明する必要がある

と思います。

個人的には住宅に「北国並の断熱性能」を与える、又

は容量の大きな暖房機器(薪ストーブ・業務用エアコ

ン)を取り付けなければお勧めはできないと思ってい

ます。


階段室型の階段(写真のもの)を取り付けても、丁寧

な仕事をすればけっして「安易な安っぽい感じ」には

ならないと思います。
 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2018年02月26日

引き込み戸

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リビングの入口の壁の中に収納できる引き戸です。

夏はこのように引き込んで、隣の玄関ホールの小窓

を開けて「風の通り道」を作ります。

冬は閉めて「暖房効率」を上げます。

写真のように「少しだけ引き残し」を設けて壁から

「手掛け金物」が出るようにしてあります。

デザイン上は扉が全て壁内に収まった方がきれい

なのですが、使い勝手に多少の難があるので、毎

日使う扉ですから「引き残し」を設けました。

レールは「真鍮のM型レール」を床に埋め込んで、

扉を開け放した時も「レールが目立たない」ように

してあります。


下の写真は扉を閉めた状態のリビングです。

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posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2018年02月16日

アウトセットの引き戸

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建築の設計をしていて、日本人の生活には引き戸が

合っているとつくづく感じます。

ただ「一本引き戸」にすると、引き込む部分の壁が

薄くなったり、引き込み側の戸当たりの縦枠が見え

てきます。

デザインをする側からの意見としては「少し貧弱」

と思えます。

そんな時は「写真のアウトセットの一分引き」にする

と「貧弱感」が薄れ「スマート」なイメージになりま

す。

ただ上枠(鴨居)の溝の端部だけで、建具の戸当たり

にすると強度的に不安が残ります。

そこで下枠にもゴムの戸当たりを付けると、上枠に掛

る力が軽減されて「安心感」が増します。


アウトセット引き戸のいいところは、引き込み側の壁

厚を薄くする必要が無いので、引き込み側の壁を耐力

壁にすることもできるので、耐震性能を追求する場合

は有利になります。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2018年02月07日

One On One 小さな住宅


スリットのある塀を1階の開口部の前に作って、道路

からの視線を緩く制御しました。また2階には大きな

バルコニーを設け、建築主様の好きなGreenを置いて

バルコニーを庭のように扱い、2階での開放感を演出

しました。

2階はプライベート専用ですが、1階のリビングダイ

ニングのリビング部分は可動の間仕切りによって、独

立したゲストルームに早変わりします。ダイニングか

らは、キッチンを通って玄関への裏動線が確保されて

います。


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外観(ファサード)

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リビング・ダイニング

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リビング・ダイニング

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リビングのコーナーの飾り棚

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寝室

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読書室

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キッチン

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玄関

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バルコニー
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3-BOX ミニマルな住宅

「解放感にあふれた、とてもコンパクトな住宅」という

テーマに沿って5.46m×5.46mのBOXを3つ組み合わせ

てコンパクトさを追求しました。

開口部を大きくとって冬の日光を沢山取り入れて、夏

の日差しは「軒の深さと袖壁とバルコニー」によって、

ある程度制御できるように工夫してあります。

一般的に「開口部の大きい建物は耐震性に劣る」場合

が多いですが、この住宅は「サッシの内側に筋違を入

れて耐震性能を確保」してあります。その結果として

「構造計算上は耐震等級3」という結果でした。


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南側外観

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庭と南側外観

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南側外観

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南西側外観

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外観-夜景

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リビング

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リビング

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リビングからダイニング方向を見る

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ダイニングからキッチン方向を見る

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キッチン

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寝室

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寝室の天井見上げ

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寝室の壁と天井

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書斎

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2階個室

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納戸

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玄関

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階段

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バルコニー見下げ

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ポスト
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2018年02月01日

Days 小さな庭を楽しむCafe


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ファサード

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客席

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南側外観

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テラス

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小さな庭

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郊外の住宅の密集した地域にあるため、明るさの確保

と開放感・潤い感の演出がテーマでした。テラス屋根

の型ガラスによる光の拡散と、窓の切り取り方で明るさ

を確保してあります。スリットのある目隠し塀と植栽で、

奥行き感と潤い感を演出してみました。



posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2018年01月29日

ローコストの計画 ♯屋根


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屋根形状は、一般的に切り妻と片流れが主流ですが、

なるべくシンプルな方がコストは低く押えられます。

急勾配の屋根はデザイン的には面白いのですが、

それなりにコストアップの要因になります。

当然に勾配のゆるい屋根と勾配のきつい屋根の面積

を比べてみれば一目瞭然で、勾配のゆるい屋根のほ

うが面積は少なくなります。

又5/10以上の勾配の屋根には、安全上屋根足場

が必要になってきます。

なお、シンプルな屋根ほどローコストに押えられる

理由としては、屋根面の役物(棟抑え・雨抑え・水

切り等々)の長さが少なくて済みます。

この役物の金額がばかにならなくて、屋根面を積算

してみると一目瞭然です。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ローコストの基本計画

2018年01月22日

ビルトインガレージのある家

北側外観.JPG

A邸5.JPG

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駐車場を鉄筋コンクリートの「打ち放し」で造り

その上に中2階を載せました。

駐車場の上のコンクリートの床は、駐車場の横の

アプローチ部分に雨が降って、アプローチの横の

植栽が活き活きと育つように、意図的につけてあ

りません。


中2階部分と奥の2階建て部分は、構造的には

縁を切ってあります。

木造と鉄筋コンクリートでは地震時の振動係数

が異なる為に、「ジョイント部分が壊れないよう」

にする理由からです。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2018年01月15日

直営工事で造った家

西草深の家1.JPG

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建築主様の要望は「豪華に見えない家」でした。 高級

住宅が集まっている地域でしたが、あえて建築主様の

要望に答えてガルバ リウムの小波板を横張りにしまし

た。

ガルバリウムの小波板を横張りにすることによ って、

横のラインが強調され シャープなイメージとなりま

した。


もう一つの建築主様の要望は「直営工事で行う事」で

した。建築主様自らも積極的に「自宅の新築」に参加

して頂きました。

直営工事のメリットは、建設会社が入らない為に経費

を削減できることです。

ただ設計事務所が積算と現場監督も出来ないと、逆に

高い建築になったり、現場の段取りがスムーズにいき

ません。

デメリットは「責任の所在」が明確でない部分が出て

きます。

経済的な責任の追及に関しても、責任逃れをしない

「信頼できる職人さん」を選ぶ必要もあります。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2018年01月13日

ローコストの計画 ♯フォルム


住宅のプランの複雑さ(外部の出っ張り・入り隅の多い建物)

は、外壁の面積、基礎の長さ、外部足場、出入り隅部の役物

など影響しコストアップの要因になります。

しかし、ただ単純な立方体のボックスは場合によってはつま

らないデザインになってしまう事があります。

したがって、デザインも意識してプランとコストの相関関係

を把握し、基本計画で十分に検討し、プランの段階でコスト

ダウンを図ります。

まずは出来る限り、平面形状・外部形状をシンプルにする事

が大切です。
 

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posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ローコストの基本計画

2018年01月12日

ほっとステーション 児童福祉施設

静岡市にある小さな児童福祉施設です。障害者の為の作

業を目的にした民間施設で、設計料別途で800万円(15坪)

の建物です。

床は断熱材を敷いた基礎の土間の上にモルタル塗、外壁は

ガルバリウムのトタン張りで、内部の腰壁は車椅子に対応

するために、OSB合板を貼ってあります。


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外部完成1.jpg
外観

完成10.jpg
内部1

完成2.jpg
内部2
閉めてある扉の奥にはキッチンを収納してあります。
(子供たちがイタズラしないために)
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

2018年01月11日

リノベーション ♯平屋

築45年の「一戸建ての借家」を300万円(設計料別)でリノ

ベーションしました。

これでまた20年は使えます。

4年で元は取れるので、解体を考えていたオーナーさんは

とてもお得だと思います。

リビングには吹き抜けを造り、吹き抜け部分をラーチ合板

の胴縁押えとしました、古い丸太梁を黒くして合板の松の

木目との対比を鮮明にしてあります。

床はパインのフローリングのオイル塗りです。壁は既存の

繊維壁を落して、モルタルの下地にアイボリーの防カビ塗料

塗としました。

外壁は既存のトタンをはがして、断熱材付の金属サイディン

グを張ってあります。


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完成リビング

完成寝室

完成キッチン

完成玄関

完成外部


築45年のキッチン

築45年の居間

築45年の外部
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 設計事例

アペルトU 集合住宅

採算性を第一に考えて、これからの集合住宅の変化に

対応するフレキシビリティーを備え持っています。

バルコニーの手すりの杉板と、建物の横に貼ったレンガ

タイルが、年月が経つと「いい感じ」の風合いになります。


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アペルトU外観.jpg
外観

ポーチ2-a.jpg
エントランス

アペルトUキッチン.jpg
キッチン
 
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再 住宅の回遊性

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住宅の回遊性、

聞き慣れない言葉かも知れません。

回遊性とは一言で表すと「家の中をグルグル回れる」とい

うことになります。

例えば居間−廊下−寝室−洗面−廊下−居間という具合に、

同じところを通らないで回れるということです。

古い民家で田の字の間取りになっているお宅などは、襖を

通して家の中を回遊することが出来ました。

住宅に回遊性があると、非常に便利です。

例えば裏動線が確保できたり、キッチンから洗濯室に行っ

て廊下を通ってサービスヤードに出るとか。

もちろん、風通しも良くなります。

ただ、小さな住宅ですと動線を何本も確保するスぺースが

取れなくて難しいとは思いますが。

回遊性は住む事の楽しさと便利さを兼ね揃えていると思い

ます。 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2018年01月05日

3-BOX ♯トイレ

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階段下のトイレです。

階段下に少し強引に押し込んだ為に、天井高さが低いです。

トイレの天井高さは、一番低いところで1500mmで、高い

ところで2000mmになっています。

トイレの天井高さを確保するために、階段の段数を12段

(一般的には13段〜14段)としました。

その為に1階の階高(1階床〜2階床までの高さ)は2465mm

と、一般的な住宅より300mm程低くなっています。

階高を低くしたために下記のようなメリットが生まれまし

た。
 
1、地震時に筋違がとても利きやすくなった。(筋違の傾
  きは45°に近いほど有効に利きます。)

2、高さが低くなった為に、外壁の面積を抑えることがで
  きた。結果として外壁の金額を圧縮できました。

しかし設計段階で入念に設備配管・ダクトのスペースを検

討しておかないと、設備の為のスペースを1階の天井裏に

確保できなくなってしまいます。


尚トイレの換気扇はタイマー付です。

換気扇のスイッチを切っても、設定した数分だけは換気扇が

作動するようになっています。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年12月25日

3-BOX ♯階段

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階段と中廊下の写真です。

階段は杉のJパネルのオイル拭き取り仕上げです。

Jパネルも厳密に言うと集成材の一種ですが、無垢板を

縦方向に3層に重ねています。見た目は「杉の無垢板」そ

のものです。

縦方向に重ねているために小口(切り口)に重ねた断面

が出てしまいます。

写真でも分かる通りそれほど目立つものではありません。

ただ嫌いな人は「断面が見える」のは我慢できないかも

しれませんね。その場合は「お高い無垢板」か「一般の

集成材」がいいと思います。


中廊下は設計段階では、もう少し暗いのかと思ったの

ですが、LDKとの仕切りの扉のアクリル板と階段途中の

窓からの光の差し込みが多く、「明るい中廊下」となり

ました。
 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年12月15日

ローコストの計画 ♯プラン

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住宅のプランの作り方としては、

構造コストが上がらない範囲内で出来る限りオープンスペ

ースにします。

オープンスペースを造る要領は、出来る限り造り過ぎない。

間仕切りを出来る限り少なくする。

例えば将来独立する子供のために6帖位の部屋を造るため

には、しっかりと間仕切りをして、かつ収納も造り付けと

いうのが一般的ですが。

数年間だけ子供が使う為の部屋の仕切りは建具、アコーデ

オンドアー、ロールスクリーン程度で構わない気がします。

それよりも子供が独立した後に、そのスペースをどのように

使いこなすかの方が大切なように思えます。

また、収納は家具で作ることも可能です。

間仕切りを多くすると垂直部位(壁・建具・巾木など)が多

くなりコストアッ プの要因になります。

ただラーメン構造以外(一般的な木造)は間仕切りも重要な

構造部材ですので、構造とオープンスペースのバランスが難

しいかとは思います。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ローコストの基本計画
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