シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年12月11日

3-BOX ♯完成

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完成しました。

とりあえずLDK、主寝室、個室、玄関、階段そして外観の写真

です。

LDKの仕上げは、床は桧の無垢フローリングにオイル拭き取

り仕上げ、壁はビニールクロス貼り、天井のリビング部分は

パインの無垢板張り、キッチン前の壁の立ち上げは、キッチ

ンの手元を隠す為の杉のJパネルのオイル拭き取り仕上げです。

主寝室の仕上げは、畳敷きに一部桧の無垢フローリングにオイ

ル拭き取り仕上げ、壁はビビールクロス貼り、天井は構造材表

しにしました。

2階の床下地の合板も、綺麗な木目のものを大工さんに選んで

もらい合板をそのまま表しとしています。


照明器具は大きなシーリングライト(天井直付の大きな照明)

は取りつけていません。照明器具は目立たせないようにダウ

ンライトとスポットライトを主に使用しています。

LDKのスポットライトは色を黒にして、逆に目立たたせてみ

ました。


これで引っ越しが住んで落ち着いたら、年明けから外構工事に

入って行きます。主寝室の写真の外部に土が盛り上がっていま

すが、基礎工事をした時の残りの土です。この土を使って地面

に凹凸をつけて「自然の山野」の風合いを出したいと思ってい

ます。
 
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年12月07日

3-BOX ♯バルコニー

2.バルコニー取付.JPG

P1040454.JPG

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鉄骨の亜鉛メッキのバルコニーの下地が取付きました。

手摺も鉄骨の亜鉛メッキとして鉄骨の梁にボルトで留めて

あります。

引っ越しの時はこの手摺を外して、2階の荷物をあげられ

るようになっています。

床は9p角の木材を、鉄骨の下地にはめ込むだけです。

木材が腐ってきたら、ホームセンターで買ってきた木の

角材を、素人でもはめ込められるようになっています。


そもそもこの住宅にバルコニーは必要なかったのですが、

2階の軒が高いので、1階に「夏の日差し」が入ってきて

しまいます。

そこで庇代わりのバルコニーを取り付けて、デザインと

「夏の日差し対策」として一石二鳥で取り付けました。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 18:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年12月04日

3-BOX ♯外壁2

7.下塗り+仕上げ2回.JPG

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10月の台風と長雨の影響で遅れていた南面の外壁が完了

しました。

サイディングの3×10板の釘打ちに、塗装屋さんにパテを

掛けてもらい、その上に下地処理剤まで含めると4層の塗

装をして頂きました。


サイディングの下地を桧の胴縁としたのですが、杉の胴縁

に比べて材が硬くて間柱間に釘を打付けても桧の胴縁がし

なってしまい、「釘の頭」をサイディングの中に少しもぐ

らせることができませんでした。

釘の頭が出ていると、パテ処理をしても釘の頭部分が塗装

によって消えません。

この物件は「直営工事」の為に予算管理も設計者が行って

います。


そこで設計者自ら、釘を一本一本ポンチを使ってサイディ

ングの中に少しだけもぐらせました。

慣れない現場工事の為に2日かかりましたが、何とかサイ

ディングのイメージを払拭できました。
 



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2017年12月03日

3-BOX ♯建具

31.建具.JPG

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建具のつり込みが完了しました。

リビングのこの建具はピーラー(松)の無垢板でできた框引き戸

です。引き込むと壁の中に収納できるようになっています。

ガラス部分はアクリル板のスカシ加工を施したものを上から落し

込んでいます。


冬は扉を閉めて「暖房効率を高めて」、夏は壁の中に収納して

「開け放して」風の通りを良くします。


日本の昔ながらの家は「引き戸」を多用して、夏冬の暑さ・寒さ

をしのいできました。

開き戸(ドアー)ですと、開け放した時に、開いている扉が「目

障り」になったり、風邪でなびいて邪魔になります。

密封性・遮音性はドアーの方が優れますが、暑さ・寒さを上手に

しのぐという点では引き戸が優れていると思います。
 




posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年12月02日

3-BOX ♯オイル

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最後の仕上げの「床のオイル拭き取り」です。

写真はオイルを塗っている最中ですので、「水に濡れた感」

がとても強いですが、乾いて来れば「水に濡れた感」ももう

少し和らいできます。


このリビングには多種多様な木材が使われています。

まず床と化粧柱は桧、キッチン前のJパネルは杉、梁は米松

、天井の一部はパイン、そしてキッチンの吊戸棚はシナの突

板となります。

吊戸棚のシナの白さが目立ちますが、半年もすれば「日に焼

けて」赤味をおびてまわりに馴染んできます。


工事中に何度か桧の床を「素足」で歩いてみましたが、とても

気持ちがいい。

堅木(ナラ・サクラ等)に比べると、表面が冷たくなくて素足

に優しい感じがします。ただ堅木に比べると素材が柔らかい為

にキズが付きやすいです。

しかし無垢材ですので大きなキズ以外は合板のフローリングに

比べれば補修も容易にできます。


塗装が終われば、残りの工事は細かな器具付程度です。

来週の終盤には「完了検査」を受けて引き渡しとなります。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年11月30日

ローコストの為の計画

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住宅に限らず、建物建築費の節減効果の程度は、

設計段階でどの程度のコスト節減の工夫と努力が

出来たかによると言ってもいいでしょう。


工事に入ってからコストの節減を求めても、グレ

ードを下げるか手抜き工事を誘発するかなどのリ

スクが増えるだけで、建築主にとってはかえって

不利益を生じることになってしまう場合の方が多

いと思います。

住宅の基本条件である安全性、耐久性、利便性に

工事予算を節約するようなことはしないで下さい。

設計の段階で、工事のトラブルや遅延につながり

そうな複雑で特殊な設計を避ける事も必要になって

きます。


又、建築主も多少の不満はあるにせよ節約意識をも

つことが求められます。

本当に必要なものは別にして、ある程度は設計者を

信頼して任せるくらいの配慮も必要となってきます。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年11月22日

3-BOX ♯クロス

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ビニールクロスが貼り終わりました。

構造材との取り合いの細かな部分まできれいに貼って

頂きました。

「白い壁に囲まれて、木目が強調される空間」を思い

描いていましたが、「イメージ」通りの空間に仕上が

りました。

建具のナラ材の突板がまだ未塗装ですので、少し貧弱

な建具に見えますが、塗装を施して「少し飴色」にな

れば、質感も上がって上質な感じになります。


天井板も工事中に「日に焼けて」いい感じの色合いに

なってきました。この上にオイルの拭き取りを施せば

赤味の色が増して、上質な温かみのある仕上げになる

イメージです。

 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:48| Comment(1) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年11月19日

普通がちょうどいい

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私が住宅をつくり続けながら、ずっと心の奥で目指していた

のは、

人々が目をみはり、誰もが話題にせずにはいられない「特別

なもの」ではなく、気張りもしないし、委縮もしない。

無理もしないし、無駄もしない。

それでいてまっすぐに背筋の通った「普通のもの」。

そして、用を満たすという観点や、美しさという視点からも、

過不足なくほどよくバランスの取れた「ちょうどいいもの」  

                  建築家 中村好文


僕は住宅造りは、設計者と建築主の共同作業だと思っていま

す。

設計者のコンセプトや自己主張によって作り上げられた「作

品」ではなく、設計者と建築主の共同作業によって、自然発

生的に形作られたものが理想だと思います。

理路整然としすぎた住宅は時に「冷たさ」を感じます。

斬新さや独創的な発想も時には必要ですが、

気張りのない自然体で暮らせる、少し上質な「普通の家」が

「ちょうどいい」と思います。


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年11月16日

3-BOX ♯パテ処理

パテ.JPG

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ビニールクロスの下地の「パテ処理」が完了しました。

「パテ処理」を行って、ボードのジョイント部分や「ビ

スの頭部分」の凹凸を平らにしていきます。

「パテ処理」を丁寧にに行わないと、ビニールクロスを

張り終わった後で光が斜めからあたると、ビニールクロ

スの下地の凹凸が影となって表れてしまいます。


この家ではすべての部屋で、壁・天井共に同じ型番のビニ

ールクロスを使用します。

ビニールクロスの色は開口枠の白い塗装色に同じです。

白い壁の中に、床と天井の無垢板が強調されるように「空

間を構成」してみました。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年11月10日

3-BOX ♯内部塗装

塗装.JPG

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内部の塗装工事中です。

この家では造作材(サッシ枠、開口枠、幅木、笠木等)

は既製品を使用していません。

造作材は大工さんが「自身の加工場」で加工して取付

てあります。


最近は既製品が大半を占めますが、既製品は細かな寸法

のスリ合わせや、造作材同士の「取り合い」の綺麗な納

まりが出来ません。また色や柄もパターンが決まってい

て、好きな質感で仕上げられません。

材質が安定しているという良い点もあるのですが。


この家では「造作材」は価格の安い集成材で作りました。

集成材ですので材質は安定しています。しかし集成材で

あるが故の「木材の接着部分」が表れてしまいます。

そこで塗装は「壁と同化」させる為に、ビニールクロス

と同じ色で塗りつぶしました。

来週からはビニールクロス工事に入っていきます。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年11月09日

3-BOX ♯パイプシャフト

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パイプシャフトとは配管又は配線の為の専用のスペースです。

この住宅では、将来に2階のトイレがほしくなった時の為に、

1階のトイレの横にパイプシャフトを設けて配管を2階床下ま

で立ち上げてあります。


耐震強度の為に2階の床のつくりは、「剛床」といって梁に直

接に合板を打ちつけてあります。この方が2階の床が強くなっ

て耐震性能が上がります。

しかし剛床にすると、配線や配管を通す専用のスペースが必要

になります。


上の写真は2階の電気の配線とエアコンの配管の為のスペース

です。1階の分電盤から2階への配線はこのスペースを通って、

2階の各部屋の電気設備と繋がっています。

エアコンの配管もこのスペースを通って、屋内機と屋外機が繋

がっています。2階は現在使用中の既存エアコンを使います。

このエアコンは建物が完成した後に取り付ける為、配管を外部

に極力見せたくないので専用のスペースを設けました。

そしてパイプシャフトは取り外し可能のパネルで塞ぎます。
 


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年11月07日

再 溜りをつくる

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最近の傾向として

居間に玄関が取りつくプランが多いと感じます。

これにはとても共感します。


このプランの特徴は

帰宅して、一度居間を通ってから各個室などにアクセスす

るので家族が顔を合わせる機会が多くなり、また廊下とい

う移動空間を抑える事で、抑えたスペースを他に割り振る

事が出来ます。


ただ上手にプランを組み立てないと、居間に何本もの動線

が走って、居間が移動する為の空間になってしまう恐れが

あります。


居間の本来の目的である「くつろぎ」「落ち着き」を確保

する為には、動線から離れたところに「溜り」をつくる事

がとても重要だと思います。
 
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posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2017年11月02日

3-BOX ♯階段工事

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階段が出来上がりました。

普通の既製品の階段ではない為に1段ごとに「大工さんの手作り」

です。

1段ごとの幅木も稲妻型にきれいに取りつけて貰いました。

この幅木は白い塗装を施して、壁の白い色に同化させる予定です。


段板は「杉の厚30mmのJパネル」を使用しました。

Jパネルとは無垢板を3層に重ねたもので、積層材とは少し違い

ます。見た目は無垢板と変わりません、ただ縦方向に積層して

いる為に小口(切り口)には積層部分が表れてしまいます。


この家の階段は小口(切り口)の処理は施してありません。

気になる方はいると思いますが、最近の建築の傾向として意図

して「荒く見せる」手法が多く使われるようになりました。

これは建築家にとっては、自由度が広がるという観点からは

非常に助かります。

 
大工さんの仕事もあと数日で終わりです。

来週からは仕上げ工事に入っていきます。
 



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2017年10月29日

再 空気を流す

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空気を流す、

風通しを良くする事とは少しニュアンスが違います。

「空気が淀む場所を作らない」と言った方がいいかもしれません。


空気は窓を開けて、風を入れる事によっても入れ替わりますし、

人が移動することによっても入れ替わります。

また、窓を開けても風が入らない場所では

温度差を利用して、空気を入れ替える事も出来ます。


写真の住宅では、ロフトに付けた小さな高窓から、

温度差による空気の動きを利用して換気をしています。


空気が入れ替わらない住宅は、少し衛生面で劣ります。

エアコンだけに頼っていると・・、空気の動く部分が限られて

きます。

窓を開け放って、人が活動的に家の中を動くことによって

家の中の空気が入れ替わり、健康的な住宅になります。
 



posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2017年10月28日

3-BOX ♯キッチン

63.キッチン廻りパネル.JPG

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最近はキッチンの取り付ける場所、向き、機能等も多彩に

なってきて様々な選択肢が存在します。

このところの主流はアイランドキッチンが主になってきて

、キッチンというよりは「家具」という感じです。


キッチンは「料理を作る方」にとっては、最も重要な存在

です。

料理を作る時には、「汚れているように見えるけど使い慣

れた鍋・包丁・まな板」や調味料、食材等がキッチンの上に

所狭しと並びます。

そのような一般的な「料理を作る風景」には、対面キッチン

であれば「手元を少し隠したい」というのがが本音だと思い

ます。

手元を隠す一般的な方法は、キッチン前に壁を立ち上げて

キッチンを見えにくくする方法です。またキッチン前に食器

収納等を置く方法もあります。

前者はキッチン前の壁にビニールクロスを貼ってある場合、

ダイニングテーブルを押し当てて生活していると、ビニール

クロスが汚れたり破損してしまいます。

後者の場合は食器を取り出すために、ダイニングセットを離

して使用しなければなりません。

 
この家ではキッチン前に無垢板に近い「杉のJパネル」を立ち

上げました。床の桧のフローリングとは、また違った質感で

す。

木のパネルですのでキズが着いたり、汚れてもペーパーで削れ

ば復活します。

仕上げはオイルの拭きとり仕上げとしました。

このパネルの裏側には大衆的な「ステンレストップのL型キッ

チン」が納まっています。
 

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月24日

3-BOX ♯床板

60.玄関框.JPG

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桧の床板が張れました。

「1500万円の家」では床板はパインの無垢板ですが、

この家は「桧」としました。

桧は色が白っぽいので、少し和風の感じです。

これをオイルの拭き取り仕上げにすれば多少は飴色に

かわりますので、全体のモダンな質感にはあってくる

はずです。

パイン板もいいのですが、少し柔らかいので傷がつき

やすいのが難点です。

桧も決して堅木ではありませんが、パインや杉に比べ

ると硬いです。かつ木に独特の香りと油を含んでいる

ので腐りにくく汚れにくい材種です。

桧・杉・パインは堅木(ナラ・タモ・クリ・サクラ)などに比べ

て柔らかいので足の汗を吸い取ってくれて、夏の素足の

感触がとてもいいのが気に入っています。


フローリングに合わせて玄関框も桧にしました。

この框は厚みが6pありますが、先端の上側の1.5pを斜

めにカットして「先端の見付部分」を薄く見せています。

その結果として、フローリングと玄関框が同化するように

意図してあります。

玄関の立ち上がり部分は10p程、框の先端より奥に引っ込

むので、玄関の土間からは玄関框が浮いて見えるようにして

みました。
 

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2017年10月21日

3-BOX ♯天井板

58.天井板張り.JPG

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リビングの天井板が張れました。

当初は「松の合板(柾目)」を張る予定でしたが、松の合板

の金額が思った以上に高かった為、大工さんの提案でパイン

板を張ることにしました。

当然に「松の合板」を張るよりはパイン板を張る方が金額は

アップします(ほとんどが手間代)。

建築主はパイン板の方が気に入ったようで、多少の金額のア

ップは快く了承して頂きました。


パイン板の下地として、プラスターボードも貼ってあります。

これは「遮音」と「少しでも気密性を高めたい」との理由から

です。

プラスターボードの上にはグラスウールが載っていて、金属

屋根の雨音を吸音してくれます。

グラスウールは「断熱」以外にも「吸音」という効果も発揮

してくれます。


パイン板は松系の材種ですが、色が少し白いのが気になります。

日に焼けてくれば多少は「飴色」になりますが、もっと梁の赤味

に近づけたいのが設計者の本音です。

「オイルの拭きとり仕上げ+α」でどこまで「設計者の望む質感」

に近づけられるか、これから試行錯誤をしてみようと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2017年10月19日

再 住宅に求められるもの

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住宅設計において

一般庶民的には「難解な理論」や「アクロバチックな構造

形式」で組み立てられた住宅が多々あります。


一般の方が住宅に求めているものとは少し違う気がしま

す。

「コンセプト」というものはとても重要だと思います。

ただコンセプトにとらわれ過ぎて、住宅がクライアントが

望まない工芸品になったり、奇抜なデザインやアクロバチ

ックな構造形式を採用することには疑問を感じます。


「何もしない事」も一つのコンセプトだと感じるのですが。

それと、クライアントの財産を「建築家の自己主張」で侵害

するような事も避けなければなりません。


世間から認知を受ける為には、一種の「何か新しいものを

提案しなくては」という切羽詰まった意識が働くことも事実

です。

その意識が「難解な理論」や「アクロバチックな構造」とい

う結果に繋がっていると思います。

もう少し「一般ニーズに見合った理論と金額」を提供出来れ

ば建築家への認知も違ってくると思います。


ハウスメーカーやビルダーにはできない

もっとここに居たいと思わせる「気持ちのいい空間」を

「一般的な家計の範囲内で提供していければと」常々考

えています。

私のこのBLOGで、その辺りの事を明快に表現した住宅の

プロトタイプ「1500万円の家」を、これから時間のある

時に順次提案して行きたいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2017年10月17日

3-BOX ♯カーテンレール

カーテンレール枠.JPG

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建物が完成した後に、カーテンレールを取り付けるの

に悩まされませんか?

輸入住宅風の建物であれば、アイアンのカーテンレール

などが出ていますが、シンプルモダンな住宅に見合う

お手頃価格のカーテンレールがありません。


この住宅のLDKは梁の上下で窓が2段になっています。

上の段はカーテンボックスを天井に埋め込んで、そこに

カーテンレールを付けます。


下の段はステンレスのカーテンレールを直に壁に取付け

る方法が嫌でしたので、サッシ枠の上に厚さ30mmのカー

テンレールを直付するための枠を取り付けました。

これをサッシ枠と兼用にしてカーテンレールを埋め込み

にすればなおいいのですが、納まりの関係でこのような

形となりました。


この枠の材種は梁と同じ「松」です。

サッシ枠は白いペンキを塗って壁の白い色と同化させる

予定です。

カーテレールを取り付ける枠は、オイルの拭き取り仕上

げで木目を生かします。

「松」は時間が経つと赤味が強く出てくる材種ですので

、完成時にはサッシ上に、白い壁に囲まれて一本の赤味

かかった木目の枠が強調されて出てくるように意図して

あります。

この枠の下に直付用の黒のカーテンレールを付ける予定

です。



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2017年10月12日

3-BOX ♯下地2

55.2階ボド.JPG

51.天井下地@.JPG

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2階の壁のボードと床が張れました。

ボード張りは上の写真のように構造体が表しになっている

部分では、大工さんも多少仕事がしづらく、ボードが構造

体との取り合い部分で「細切れ」になることが多々あります。

「細切れ」になっても問題はありませんが、次にボードに

パテをかけるクロス屋さんの仕事に影響がある場合があり

ますので、「細切れ」は細かく言うと芳しくありません。


下の写真は少し見にくいのですが、2階の床の「遮音対策」

の為の各層の重ね具合です。

下から「床剛性=床の強さ」を確保するための合板12mm+

遮音効果のあるプラスターボード9.5mm+衝撃音対策の遮

音マット6mm(追加工事)+仕上げのラワン合板12mmです。

遮音マットが追加工事になった為に、仕上げの合板に接着

剤が効きません、よって「仕上げのラワン合板」は上から

平頭の釘打ちとしました。

店舗などでは「このような荒い仕上げ」を意図的に行う事

もありますが、住宅で行ったのは初めてでした。

でもいい意味での「期待外れ」で、いい感じの仕上がりで

す。

追加の遮音マットの効果はとても大きく、下の階でも歩く

音が気になりません。

ただ「金額が高いのがネック」ですね。

 






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