シンプルでモダンな「気持ちのいい建築」を提供していきたいと思います。

2017年01月28日

3-BOX ♯構造

割付.jpg

アース・アーキテクツ一級建築士事務所

先日に「構造の打ち合わせ」をして、ざっとプランを見て

もらい「芳しくない部分」を洗い出してもらいました。

結果、屋根の折板だけでは「屋根の水平構面=屋根面の水平

耐力」が計算上成り立たないとの助言を受けて、折板の下地

に合板を張ろうか、または折板を諦めて一般の金属屋根にす

るかの金額を含めての再検討が必要になりました。

個人的には、屋根の折板はソフトが計算できないだけであっ

て、手計算ですれば成り立つと思うのですが。


上記以外にも、模型を造る前段階として「サイディングの割

付」を横張りで行ってみました。

結果、どうしても重要な最下端のサイディングを6p程切らな

ければなりません。

メーカに問い合わせたところ「ひび割れの原因」になりやす

いとの見解です。

もう少し検討して、どうしても横張りが芳しくなければ、大

壁工法の縦張りにしようかと思います。

これも多少の予算アップの要因です。


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 11:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000万以下で住宅を建てる!

2016年06月02日

庭と緑と

建物と緑はとても親密な関係。

GREENは木陰を作り、小鳥を呼び、花を咲かせます。

木々の間を通ってきた風の気持ち良さ。

窓から見える、緑の抜ける景色。

緑は目を休ませ、気持ちを穏やかにしてくれます。


アース・アーキテクツ一級建築士事務所

isiusu.JPG

せきしょう.jpg

小径1.jpg

Green Wall.JPG

roji 2.JPG












posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2016年02月18日

小さくても上質な家

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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小さくても「人生を楽しむ家」を提案していきたいと思いま

す。

小さいからこそ、ローンも楽、掃除も楽、自分で改造もでき

ます。

グリーンを眺めながらユッタリと生活したくなるような『人

生を楽しむ空間』で日々の生活を豊かにしてみませんか。

全てフリープランで、床はパイン又は杉の無垢板を使用した

いと思います。

それぞれの家族に見合ったプランのご提供をいたします。


Low cost 5.jpg
細長敷地の南入りタイプです。
道路との間は干渉帯として、雑木林を造りたいですね。


House1500.10.jpg
40坪の東南の角地の例(とても条件のいい例)
庭と2台分の駐車スペースが余裕で取れます。


House1700.jpg
主室を2階に持っていき、光と風をたくさん取り入れる住宅としてみました。


Low cost 1.jpg
階部分の「水回り+玄関」を前後左右に変更することによって、東西
南北の全ての方向の道路に対応できるプランになっています。
2階はワンルーム+納戸で、家族の成長に合わせて「変化する間仕切り」
で対応しています。


1人暮らしの為の家
プレゼン.jpg


ミニマリストの家
1600万円の家2.jpg

1600万円の家.jpg
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 18:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 小さくても上質な家

2015年11月18日

在来木造住宅の耐震性能について

アース・アーキテクツ一級建築士事務所
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木造住宅の中でも在来工法の耐震設計について考えてみます。

現況の法規制の中で、2階建て以下の木造住宅の耐震性能に

ついてチェックしなければならない項目は以下のとおりです。

1、 壁量計算

2、 編芯率

3、 耐力壁の強さに見合った金物の設置

4、 地耐力に見合った基礎の選定

上記の項目をまじめに誠意を持って設計すれば、かなりの

耐震性能が発揮できると思います。

ただ建築基準法内での耐震性能は中程度の地震で大きな損傷

を与えない事です。

数百年に1度の大地震においては倒壊を許容しています。

具体的に言うと震度7以上の地震では、建築基準法ギリギリの

設計では倒壊する危険があります。

そこで、私の住んでいる静岡県では東海地震への対策として、

耐震性能を建築基準法の1.2倍とすることが義務付けられてい

ます。

東海地震の予想として、地盤に入力する地震の加速度は

800GAL位と言われています。

中程度の地震の加速度は550GAL位ですので、静岡県の基準に

従っても660GAL位までが限界です。

そこで私の事務所では、静岡県の耐震基準に1.2倍の割り増し

を行っています。

これでおおよそ800GAL弱の加速度に対処できる予定です。

ただ地震によるGAL自体が明確には解明されていなくて

大雑把な予測ですが・・。


建物は耐震性能だけで決まるわけではありません。

デザイン、使い勝手、将来に対する配慮、メンテナンスの

しやすさ、耐久性、コスト、そして「気持ち良さ」なども必要

です。

このどれかが欠けたら、いい住宅とは言い難いと思います。

耐震性能についての建築基準法のチェックは結構あいまいな

ところがあって、沢山の抜け道があります。

住宅雑誌を見ていても・・・

特に木造2階建て以下の建築物の吹き抜けに関しては、法の規制

がないこともあってデザイン優先で建てられている建物が多く

あるように思います。

建築基準法の壁量計算は、あくまでも水平構面(床)があること

が大前提で成り立っています。

床のない「吹き抜け」などは入念な構造計画、及び構造計算を

個人的にはお勧めします。

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 考え方

2015年07月30日

ガラスの小屋

アライ
アース・アーキテクツ一級建築士事務所

10年ほど前にネットで見つけて、一度使ってみたいと思い続けて・・。

カフェとか、フラワーショップとか、事務所にも面白いひらめき


海が見えて、山に沈む夕日も見えて・・

僕がとても気に入っている「他人の土地」があります。

そこに、木で大きなパーゴラとデッキを作って

パーゴラの下に、この「ガラスの小屋」を置いてBEERを飲んだら

最高だろうなっ!!


地主の理解が得られて、クライアントが見つかったら・・

と、楽しい想像はつきませーん^^







posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 19:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑談

2014年08月19日

再 五感の家

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以前テレビで放送されていた「五感の家」を題材にしてみます。

五感を適度に刺激する家は頭のよい子が育つ家というお話で

す。

親の気配が感じられる、家族の声がする、それが逆に子ども

にとって安心できるプラスの環境なのです。

これは昔ながらの日本の家そのものではないでしょうか。

もともと日本の家は田の字型構造で、障子やふすまで空間を

可変的に使っていたので、家族の声や気配をいつでも感じる

ことができました。

しかし最近の住まいでは、プライバシーを尊重する為に、仕切

を多くして外部からの音が聞こえない空間を作っています。

子供が「ある年代」になるまでは、プライバシーはあまり気に

しない方がいいみたいですね。

 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2011年01月22日

雑音のない空間

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音というのは・・

それを聞く人の感性、主観、精神状態などによって、

心地よい音に聞こえる場合もあるし、雑音に聞こえる場合も

あります。


しかし生活空間での音の反射は、確実に雑音をつくりだす要素

だと思います。

高級ホテルのラウンジなどの静かな空間が心地よく感じるのは、

内装の高級感だけではありません。

床に厚い絨毯を敷いて音の反射を和らげる効果によっても、

高級感を醸し出しています。


表面がツルッとした艶のある素材と硬い素材は、一般的に音の

反射が大きくなります。

コルクタイルや塗り壁などのように、表面に凹凸があり柔らかい

素材は吸音効果がとても期待できます。


音の反射まで考えての素材選びは、住宅設計においては一般的

ではありませんが・・

少しこだわってみたい時の参考に・・。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2011年01月08日

バランスを保つ

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住宅のバランスには多種多様なものがあります。

部屋同士のプロポーションのバランス、構造と空間のバランス

、コストのバランス、デザインのバランス、色彩のバランス、

等々。

「気持ちのいい住宅」というのは、見事にバランスが整ってい

ます。


どこかが異常に感じる家というのは、このバランスの何かが崩

れていると思います。

プランの段階で意見が食い違っていたり、方向性が定まらない

と、バランスをとるのがとても難しくなります。

プランの段階での、その辺りのバランスの舵取り方も、設計者の

重要な仕事の一つだと思います。


人間も健康な人というのは、思考や体力などのバランスが整って

います。

僕は気持ちのいい住宅にする為には、バランスを保つ事がとても

重要だと思っています。

  
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年12月24日

CA2.house 価格

CA2.house kakaku.jpg

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入念な見積りをして・・

CA2.houseのプロトタイプ(試作品)金額を算出しました。

本体価格は1655万円(諸費税別途)となりました。

これを坪単価で表すと約55.5万円の価格です。


仕様としては下記で見積りしました。

  構造形式:在来木造軸組み工法

  基礎:鉄筋コンクリートベタ基礎

  外壁:モルタル塗の上に弾性リシン吹付け

  屋根:ガルバリウム鋼板立ハゼ葺き 

  内部床:無垢の杉板フローリングの上に自然塗料塗り

  内部壁:ビニールクロス貼り

  内部天井:ビニールクロス貼り(リビング・ダイニングのみ構造梁を露

         出します。)

  内部建具:全て建具屋さんにオーダーする造作建具です。

  外部建具:アルミサッシ(単板ガラス)、玄関ドアーはオーダーの木製

         桧板張りです

  設備:オール電化仕様になっています。

下記の工事は別途となります。
 
  (外構工事、エアコン工事、カーテン・ブラインド工事、地盤改良工事、

  登記・ローン費用、水道加入金)

 
本体工事費以外に設計料と消費税が別途必要となります。

設計料の内訳は下記になります。
 
 意匠設計・監理料(
※監理に関してはこちらをご覧ください)120万

 構造設計料 20万円

 (安全を納得出来るものとする為、構造計算を行います。)
 
 地盤調査費・敷地調査及び測量費 7万円


このプロトタイプでは本体工事費と設計・監理料を合わせて1802万円と

なります。


CA2.houseのコンセプトの一つである「2000万円以下の価格」の範囲

内で納まりました。


実際の建物を建てるにあたっては、敷地条件・建築主様のご要望等は

千差万別です。

プランによっては上記の金額よりさらにローコストになる可能性もあり

ますし、またその逆も考えられます。


建築主様のご要望を一つ一つ噛み砕いての、慎重かつ丁寧な

作業の連続によって、「自分らしさのある住宅」は完成します。

建築主様、設計者、施工者の全てが納得して「愛着の湧く気持ちの

いい家」は出来上がります。

カタログを見せる簡単な数回の打合せでは、納得のできる住宅は出来

上がらないと思います。人と人との関り合いによって生まれる「違う

視点からの発想・アイデア」を大切にしていきたいと思っています。
 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト

2010年12月18日

CA2.house プラン

CA2 Plan.JPG

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CA2.houseプロトタイプ(試作品)のプランです。

平面的には1・2階共コンパクトに、かつ広々感を演出できるように

考えてみました。

1階は写真の黄色で表した部分がLDKとしての1室空間です。

リビング・ダイニングは天井の梁を表しにして、天井に変化と

ダイナミクスさを与えるつもりです。


階段はリビング階段になっていますが、リビング・ダイニングと階段室

は、壁の中に引込可能な建具で仕切っています。

夏は建具を全開にして、階段室の大きな窓からの風の通りを重視し、

冬は建具を閉めて、LDKの暖気が2階に逃げないようにとの配慮

です。


2階は可変性に対応出来るように、寝室とウォークインクローゼット

になると想定されるスペースとトイレのみを仕切ってあります。

その他の部分は、家族の成長と共に自由に仕切をつける想定になって

います。
 

このプランはプロトタイプ(試作品)ですので、実際の設計では

ご家族の要望・ライフスタイル・好みのデザインは千差万別だと

思います。


「2000万円以下で、気持ちよく住める愛着の湧く住宅」のコンセプト

の基に設計してみました。



ちなみにプロトタイプ(試作品)床面積は1階が48.65uで2階が50.5

uとなり、述べ床面積は98.7u(29.85坪)になります。

床面積も2000万円以下で納まれば、基本的に自在です。

もちろん変形敷地においても問題はありません


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:33| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト

2010年12月10日

CA2.house プロトタイプ

CA2 proto.jpg

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以前にこの場で発表しました「CA2.house コンセプト」を基にプロト

タイプ(試作品)を設計してみました。

建築家と造る「気持ちのいい住宅」を2000万円以下の価格で。


外観は無駄な部分を全て削ぎ落とし

シンプルな木造の総2階のフォルムとしました。

外壁は、2000万円以下に抑える為に3種類ほどを考えています。

 1つめは無塗装のサイディング張りの上に塗装仕上

 2つめはガルバリウム鋼板の スパンドレル張り

 また上記の外壁材の併用など。

プロトタイプの床面積は30坪程となり、建築費(地盤改良費・カ

ーテン・エアコンを除く)は1700〜1800万円になる予想です(設

計料は145万円−構造計算料共・税別途)。


価格だけではなく、
「愛着の湧く長く住める家」もコンセプトの一つです

ので、デザインと価格のバランスを大切にしたいと思っています。


この模型は試作品ですので、想定で制作してあります。

実際には、土地の形状・土地の向き・建築主様のご要望などは千差

万別のはずです。

建築主様と設計者の双方が十分に納得しながらでのフリープランの

プロジェクトですので、時には発想の転換も必要となるかも知れま

せん。


しかし十分に吟味し納得して建てた住宅には、十分な愛着が湧くと

確信しています。


平面プランと見積も順次アップしていきますので、ご期待下さい! 

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:20| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト

2010年12月04日

薄く・軽やかに

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邸宅は別として、一般的な小住宅では破風板(写真の屋根の茶

色の部分)の厚みと、住宅のスケールが合っていないお宅が多々

あります。

破風板の厚みが住宅のスケールより厚過ぎると、屋根がとても

重々しく鈍重に感じます。


一般的な屋根構造で行うと、破風板の厚みは25センチ前後にな

ります。

構造強度の落ちない範囲で、「ひと手間」かけて破風板を薄く

すると屋根が軽やかになって、屋根にシャープなラインをだす

ことができます。

写真の住宅は「ひと手間」かけて破風板の厚みを10.5センチと

し屋根の軽やかさを表現してみました。


設計段階で住宅のイメージをつくって、「その住宅のイメージ

に見合った各部分の煮詰め」という作業も、「気持ちのいい住

宅」を造る意味において、とても重要になってきます。
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年11月27日

素足で過ごす

sugiita.jpg

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写真は私の事務所の杉板のフローリングです。

夏は靴下を脱いで素足で仕事をしています。

素足で仕事をしていると・・

リラックスできて、とても気持ちがいい・・。


床材には多種多様があります。

その中で素足に適した床材となると・・

コルクタイルか無垢のフローリングが最適だと思います。

無垢のフローリングも種類によって、

肌が触れた時の感触がそれぞれです。


ナラに代表される堅木のフローリングは、とても材料の

密度が高く・堅くて傷がつきにくいという長所を持って

います。

反面、湿気を吸い取りにくく、素足での感触はそれほど

でもありません。

素足の湿気を吸い取りやすいフローリングとなると、

一般的には杉が一番です。

しかし杉はやわらかく材料の密度が荒い為、傷がつきやすく

汚れも吸い込みやすいという難点があります。

素足での気持ちよさと傷のつきにくさを両立させるのは難

しいのですが・・。

桧のフローリングは素足での感触もよくて、杉よりは傷が

つきにくく汚れも吸い込みにくい材料です。
 
 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年11月19日

外を楽しむ

terrace.jpg

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数年前からオープンテラスのカフェが街に出来てきました。

真冬は別にして、

他の季節は外の空気をそれぞれの人が楽しんでいるようです。

ヨーロッパの街では当たり前の事ですが、

ようやく日本でも、外の空気を楽しむ風潮が浸透してきたようです。


日本でも田舎の民家などでは、建具で仕切られていない縁側があっ

て、そこでお茶や3時のおやつを楽しむ習慣がかつてはありました。


休日にブランチをしたり、ビールを飲んだりと・・

外で楽しめる場所があると、生活の巾がとても広がると思います。

出来れば雨の日でも楽しめるように・・

深い庇が付いていると便利です。

人間の習性ととして、ただ外部に居るよりは屋根がついている方が

安心するようです。


ただ、深い庇は屋内を暗くするので、屋根材は光を通す材料を選ぶと

いいと思います。
 

posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 15:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年11月13日

CA2.house コンセプト

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プロジェクト名 CA2.house

長年思い続けてきた企画をこれから本格的にはじめていきます。

「気持ちのいい住宅」を良心的な価格で・・。

プロジェクト名のCは価格の透明性(クリアー)と創造性(クリエイティ

ブ)、Aは愛着の湧く長く住める家(アッタチメント)、2は2,000万円以

下での価格を表しています。


建築業界の慣習であるブラックボックスに包まれた価格に、透明性を持

たせる事は容易ではないと思っていますが、ある程度の自信もついてき

ました。

職人さんも、自分の目で確認した「あるレベル以上」の腕と心を持った方

に依頼していくつもりです。

木造住宅が中心となりますが、木造にも構造計算を行って、安全をより

納得のできるものとします。


基本型のプラン模型積算が完成したら・・

この場で発表していきますので、乞うご期待!!


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:04| Comment(0) | TrackBack(0) | プロジェクト

2010年11月06日

スローTIME

P1020911.JPG

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ここはとてもスローな町です。

レトロで風格のある建物がところどころに点在していて・・

気に入った建物があると、リフォームの飛び込み営業をしながら、

たまに街を散策しています。


魚と猫と、入り組んだ細い道と・・

漁師町の風情がいっぱいです。



P1020909.JPG

夕暮れ時の海岸には・・

ロッド・スチュワートのスタンダードなJAZZがとてもお似合い。


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑談

2010年11月01日

森の家

morinoie.JPG

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森の中にいるような、清々しい気分で毎日を過ごしたいと思い、

「森の家」というタイトルを付けました。


以前から「日本の家は夏を主として考えるべし」といわれてきました。

しかし最近は生活スタイルの変化と土地の事情から、

夏を主として考えた住宅が少なくなってきたと思います。


「夏を主として考える住宅」とは・・

夏の蒸し暑さと照り返しを少しでも和らげるよう、

また梅雨時の湿気の不快さを少しでも取り除こうと、

大きな開口部からの「風の通り」と「長い軒の出」による降雨対策でした。

また、高い天井懐よる熱気対策も重要でした。


この住宅は、そんな先人の知恵を生かした住宅です。

5mの奥行の東西に長いフォルムとし、

建物の南北には、風の抜けを考慮した大きな開口部を設けてあります。

また屋根は日射対策として2重断熱にしてあります。


大きな開口部は、地震時に弱点になりやすいという理由で、

開口部の上のタレ壁を、地震時の耐力壁の回転に抵抗する為の

梁として考えてあります。


庭に植える大きな落葉樹の木陰とのハーモニーで、

暑い夏も窓を全開にして、気持ちよく過ごせれば・・と思いを込めて

設計しました。

 


posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 14:49| Comment(1) | TrackBack(0) | プロジェクト

2010年10月23日

再・シンキングスペース

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人間は大昔に、洞穴で暮らしていた頃の

遺伝子の記憶が残っているのでしょうか。

タイトな空間に入り込むと、

妙に・・落ち着く事があります。


子供の頃の、カーテンを閉め切った2段ベッドの空間とか・・

天井の低いロフトの空間など・・。

とても居心地がいい!


勉強などに集中するには

北側の直射日光の届かない、安定した淡い明るさの空間が最適

だといわれています。


そんな空間が一家に一つあると

集中して考え事をしたい時には、とても救われる気がします。

その空間はシンキングスペースとでも名付けましょうか。


パソコンルーム・図書室・書斎兼用でいいと思いますが

シンキングスペースは少しタイトで、

開口部は小さめで、

天井高さは低く抑えて、

北側の安定した淡い光が入ってくる場が最適だと思います。


 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 10:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年10月16日

広く見せる

morino ie.jpg

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小さな店舗などで、壁一面に鏡を貼ったところを見かけます。

鏡を貼ることによって、小さな空間に奥行を与えて

広く見せようとしています。


住宅などで壁一面に鏡を貼るのは少々ためらうと思います。

本来は一室空間として広々とさせればいいのですが、

そこは各家族の諸事情と光熱費・構造等の問題もあります。


以前にこのブログで書きました「視線の抜け」と重なりますが、

小住宅を広く見せるコツは・・

視線を遠くまで伸ばす事が重要です。

全ての扉(出来れば引き戸)を解放すれば

建物の端から端まで視線が抜けていく・・

そんな計画(プラン)を住宅に取り入れると

解放感と広がり感を手に入れる事が出来ます。


視線が抜けていく途中に奥まった部分を造ると、

その奥まった部分の先に何かがありそうで・・

より広がり感が強調されます。

 
posted by アース・アーキテクツ一級建築士事務所 at 13:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 住宅設計の知恵袋

2010年10月09日

断熱材

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最近HMのCMで外張り断熱を強調しています。

あれほどTVで流されると・・

これからの時代は「外張り断熱だっ!!

・・と洗脳されてしまいます。


断熱材の種類は大きく分けて次の3種類になります。

 1、繊維系断熱材(グラスウールなど)

 2、ボード系断熱材

 3、吹付け断熱材

外断熱(外張り断熱)は主にボード系の断熱材を使用します。

しかしボード系といっても、断熱材の為それほど強度はありま

せん。

強度のない断熱材に直接外壁を施工するのは問題があるかと

思います。

そこで外壁材を支持する為に、コストをかけて施工しています。

HMはそこを重要視しているように思えてなりません。


断熱性能自体は外断熱と内断熱で大差はありません。

要は断熱材の性能と施工精度によると思います。

北国は別として、断熱材の施工自体がかなり軽く見られていて

特にグラスウールの安易な方法での施工が目につきます。


グラスウールを施工していると体中がチクチクしてきて

ひどい時には皮膚が赤くなってきます。

ガラス繊維を体に吸い込むのも良くないと聞いています。

こんな状況ではいい施工もできないと思います。


最近グラスウールに替わる化学繊維を使ったものが多少使用さ

れるようになってきました。

これは職人さんも体が楽だと思います。

体が楽に施工できるものは、丁寧な施工も行える可能性が高い

と思います。


 


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